スパスパ弧唄の音楽小旅行

〜日々を彩る音楽名盤紹介ブログ〜

【おすすめ名盤 8】KIRINJI 『愛をあるだけ、すべて』

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KIRINJI 『愛をあるだけ、すべて』(2018年)

【収録曲】

1. 明日こそは/It’s not over yet

2. AIの逃避行 feat. Charisma.com(配信限定シングル)

3. 非ゼロ和ゲーム

4. 時間がない(先行シングル)

5. After the Party

6. 悪夢を見るチーズ

7. 新緑の巨人

8. ペーパープレーン

9. silver girl

 

 

今回は、2020年に入って僕が一番よく聴いたアルバムを紹介。

 

キリンジは元々堀込高樹さん(兄)・泰行さん(弟)の兄弟でされていたユニットで、最近では、のんさんの出演するLINE MOBILEのCM曲に代表曲「エイリアンズ」が使われ再度注目を浴びました。2013年に弟の泰行さんが脱退され、その年に兄の高樹さんが6人編成(堀込高樹さん(Vo, G)楠均さん(Dr)、千ヶ崎学さん(B)、田村玄一さん(Pedal Steel)、弓木英梨乃さん(G)、 コトリンゴさん(Key))の新バンドを結成し、「KIRINJI」として活動を再開させました。そして、このアルバムは新体制となり3枚目のオリジナルアルバム。コトリンゴさんは2017年末に脱退されたため、このアルバムでは2曲目の「AIの逃避行 feat. Charisma.com」のみの参加となります。

 

収録曲に関する細かいことは、ここで高樹さんが一曲ずつ語られています。

↓↓↓

mikiki.tokyo.jp

 

各曲の説明は上のリンクに任せてしまう。

 

今年に入り、新型コロナウイルスが流行りだす前まで、休日1人でバスに乗って出かけることにハマっていた。バスは、電車や車で行くよりも目的地まで倍以上の時間がかかる。バス停が多くチマチマと停車するし、交通状況の影響を受けやすくほぼ時間通りに到着しない。座席は狭くうまく足が収まりきらない。(運賃が電車よりも半分以下になるのはメリット)

 

バスののんびりとした時間と空間が好きだ。イヤホンで好きな音楽を聴き、晴れた日は大きめの窓から正午のポカポカの太陽を体に浴びて、景色を眺めたり目を瞑ったりしながら1時間弱過ごす。何か考えたり考えなかったり、何かに急かされることもなく、時間も決めず、焦る必要もない。下車の際、列の前の人が残高不足で精算に少々モタつこうが気にしない。そんな時間のお供にこのアルバムを何度も聴いた。わざわざ時間がある休日を作っているのに、3曲目の「時間がない」を聴くという矛盾がまた気持ち良かった。ビストロスマップでキムタクが温と冷のコントラストを自信ありげに狙ったパスタみたいだった。目的地でもコーヒーを飲みながらのんびり読書をして、トマトラーメンを食べて満足したら、またバスに乗って時間をかけて帰る。

 

いつもの目的地へのルートは一級河川を大きな橋を渡り越えて行く。バスからその川沿いを眺めると、多くの親子やカップルたちが、幸せそうにキャッチボールや日向ぼっこをして、それぞれの時間を楽しんでいる。これを1つの幸せというのだろう。きっとこの瞬間に愛をあるだけ、すべて投げるボールに込めているのだろう。見ているこちらも幸せな気分になる。

思わず僕は聴いていた曲を変えた。



「明日こそは/It’s not over yet」

 

 

追記:

KIRINJIは今年のライブ活動をもって、5人体制としての活動を終了することを発表している。僕は3月に予定されていたライブに参加予定で楽しみにしていたが、新型コロナウイルスの影響で全公演が延期となった。7月に延期が決まったがそれも正直どうなるかわからない。このような状況を憂うことなく、ライブを思いきり楽しめる日を気長に待ちたい。

 

 

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

スパスパ弧唄

 

 

参考リンク

YouTube


KIRINJI - 時間がない (Jikanga Nai) (MV)

 

Spotify

open.spotify.com

 

iTunes:

Aiwo Arudake, Subete

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