スパスパ弧唄の音楽小旅行

〜日々を彩る音楽名盤紹介ブログ〜

【おすすめ名盤 22】Lee Konitz With Warne Marsh『Lee Konitz With Warne Marsh』

f:id:supasupa-kouta:20200525142150j:image

 

Lee Konitz With Warne Marsh『Lee Konitz With Warne Marsh』(1955年録音)

【収録曲】

1. Topsy

2. There Will Never Be Another You

3. I Can't Get Started

4. Donna Lee

5. Two Not One

6. Don't Squawk

7. Ronnie's Line

8. Background Music

 

【演奏メンバー】

Lee Konitz(アルト・サックス)

Warne Marsh (テナー・サックス)

Sal Mosca (ピアノ)2、4、5、6、8曲目のみ

Ronnie Ball(ピアノ)7曲目のみ

Billy Bauer(ギター)

Oscar Pettiford(ベース)

Kenny Clarke(ドラムス)

 

 

今回はサックス奏者、リー・コニッツとウォーン・マーシュのアルバムを紹介。

クール・ジャズと言われる、西海岸らしい知的で軽やかな演奏で、2人のサックスのアドリブがくねくねと絡み合うのがとても心地いい。「Donna Lee」の曲終わりのテーマで、2人そろって1拍ずれて吹かれたものがそのまま収録されているという曰く付き。

 

先日、東京ジャズフェスティバルが中止となり、オンラインによるライブが無料配信で行われた。上原ひろみさんや、小曽根誠さんなど豪華なジャズミュージシャンたちが、現場でのライブができないもどかしさを感じながらも、希望に満ちた演奏を届けてくれた。新型コロナウイルスの影響で亡くなった、今回紹介しているリー・コニッツやエリス・マルサリスの過去の出演映像も流してくれた。

オンラインライブでの演奏はメリットもたくさんあり、楽器のタッチや息遣い、表情がダイレクトに伝わるのでまた違った感動があった。多くの方が自宅から演奏し、画面の向こうではあるがすごく身近に感じられた。

 

昨今ネット上では憧れの芸能人と簡単にコミュニケーションが取れるようになった。ひと昔前では憧れの遠い存在だった人が、今ではコメント欄に書き込んだ質問にさえ答えてくれる。それだけでこの上ない幸福感があり、感謝のコメントを伝えるなどして喜びを共有できる。夢だった事が、夢じゃなくなった。それは、裏を返せばネットでの意図的な誹謗中傷の言葉もダイレクトに伝わってしまうという事。そのような言葉を発するような人はまだこれが夢だと勘違いしているのか、言葉の刃で1人の「人間」を切りつけていることに気が付いていないのではないか。

 

リー・コニッツとウォーン・マーシュの演奏のように、尊重しあって優しく軽やかに絡み合いたいものです。

 

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

スパスパ弧唄

 

 

参考リンク

YouTube

m.youtube.com


Amazon

Lee Konitz With Warne Marsh + 4

Lee Konitz With Warne Marsh + 4

 

 

iTunes

 
Spotify:  

open.spotify.com