【おすすめ名盤 25】小曽根真『Spring Is Here』
小曽根真『Spring Is Here』(1986年録音)
【収録曲】
1. Beautiful Love
2. Spring Is Here
3. Someday My Prince Will Come
4. On The Street Where You Live
5. The Night Has A Thousand Eyes
6. My One And Only Love
7. O'grande Amor
8. Tangerine
【演奏メンバー】
小曽根 真(ピアノ)
George Mraz(ベース)
Roy Haynes(ドラムス)
世界的ヴィブラフォン奏者であるゲイリー・バートンのプロデュースによるアルバム。全編ジャズスタンダード曲で構成されているので、初めてジャズにを聴く方にもおすすめです。小曽根さんは、コロナウイルスによる自粛生活が強いられる中、4月上旬頃から自宅にカメラを設置し、毎晩9時から1時間程度、facebookで無料でライブ配信を続けています。
先日、新聞で小曽根さんのインタビュー記事が載っており、ライブ配信を続けている真意を語ってくれていた。
「生きていくために、体に必要なものが食べ物なら、心に必要なのが、音楽や文学、美術です。それらは高尚なものじゃなくて身近なもの。」と小曽根さんは言う。
「音楽は心の健康に不可欠。必要な人に届けたい。」その一心で毎日、誰にでも届くネットを使ってライブ配信を行っている。
小曽根さん自身、聴いてくれている人にどれだけ勇気づけられているか、原点に立ち返る経験になっていると話す。
小曽根さんのように第一線で活躍されてきた方であっても、自分にできる事を他者に向けて毎晩コツコツと発信し、勇気を与えながら、さらに音楽自体の存在意義の根本を見つめ直す姿勢に感銘を受けた。僕自身も音楽が本当に必要なものなのかどうかと考えたこともあるが、小曽根さんが今その答えを行動で示そうとしてくれている。
小曽根さんによるインタビューの末尾より。
「こんな時こそ、まず己の心を大切に、自分をハグしてあげて。そのために音楽があります。」
今こそ音楽の本来の力が発揮される時なのかもしれないですね。
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
スパスパ弧唄
参考リンク
Makoto Ozone - Beautiful Love (小曽根 真)