スパスパ弧唄の音楽小旅行

〜日々を彩る音楽名盤紹介ブログ〜

【おすすめ名盤 39】Mr.Children『深海』

f:id:supasupa-kouta:20200611233051j:image

 

Mr.Children『深海』(1996年)

【収録曲】

1. Dive

2. シーラカンス

3. 手紙

4. ありふれたLove Story 〜男女問題はいつも面倒だ〜

5. Mirror

6. Making Songs

7. 名もなき詩

8. So Let′s Get Truth

9. 臨時ニュース

10. マシンガンをぶっ放せ

11. ゆりかごのある丘から

12. 虜

13. 花 -Memento Mori-

14. 深海



今回はMr.Childrenの5枚目のアルバムを紹介。

ジャケット写真の雰囲気を連想するような、水を掻く音からアルバムがスタートし、ピンク・フロイドを彷彿とさせるイントロの「シーラカンス」へ繋がる。全体を通して暗く、コンセプト性の強いアルバム。フロントマンである桜井さんの、世間からアイドル視されてしまう自身とのギャップや、大成功後の音楽面での悩み・混乱などが、そのまま曲に表れている。その後、『BOLERO』というアルバムを発表し、Mr.Childrenは1年間活動休止することとなります。

 

 

ここからは、「バスの時間が好きな話 part 2」。

以前、KIRINJIのアルバムを紹介した際にバスでの移動の話を書いたが、今回は夜行バス。海を越えない範囲で遠出をする時、大半の方が新幹線を選択肢すると思うが、僕は行きも帰りもほぼ夜行バスを使う。時間もかかるし窮屈だが、目的地へ向かうワクワク感を時間をかけて味わい尽くしたい。(運賃が格安という事ももちろん理由のひとつ。)

前日の晩10:00くらいにバス乗り場に集合し、乗り込むと席にあるのは硬めのタオルケットのみ。出発し、ある程度落ち着いたら割とすぐに、ドライバーのアナウンスとともに消灯時間がやってくる。車内の電気がパッと消えた瞬間、なぜか毎度必ずMr.Childrenの『深海』をイヤホンで聴きたくなる。カーテンが全て閉められるため、外の景色を眺められないが、カーテン越しに映りこむ光の動きが、車内を幻想的なムードで包み込む。まさに深海ように。光の色や動き加減で、今どんな場所を走っているのか想像したりする。トンネルはわかりやすい。(たまにカーテンの隙間からチラッと答え合わせをする。)11曲目の「ゆりかごのある丘から」が流れる頃は、タイミング的に山道に入っていることが多く、さらに移動感が強まる。この曲の歌詞の、主人公の絶望感がそのまま自分に乗り移った気になり、次の曲「虜」のイントロで堪えていた鬱憤が爆発する。気がつけば眠っている。

 

 

5:30くらいに到着する。バスを降りると、早朝のひと気の少なく肌寒い、独特の空気を感じながら、だるい体を伸ばす。

 

 

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

スパスパ弧唄

 

 

参考リンク

YouTube:


Mr.Children 深海 medley


Amazon:

深海

深海

  • アーティスト:Mr.Children
  • 発売日: 1996/06/24
  • メディア: CD
 

 
iTunes:

Shinkai

Shinkai

 
Spotify:

open.spotify.com


関連ブログ:

supasupa-kouta.hatenablog.com