スパスパ弧唄の音楽小旅行

〜日々を彩る音楽名盤紹介ブログ〜

【おすすめ名盤 54】Gerry Mulligan & Chet Baker『Carnegie Hall Concert』

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Gerry Mulligan & Chet BakerCarnegie Hall Concert』(1974年)

【収録曲】

1. Line For Lyons

2. Song For An Unfinished Woman

3. My Funny Valentine

4. Song For Strayhorn

5. It's Sandy At The Beach

6. Bernie's Tune

7. K.4 Pacific

8. There Will Never Be Another You

 

【演奏メンバー】

Gerry Mulliganバリトン・サックス)

Chet Baker (トランペット、8曲目のみヴォーカル)

Ed Byrne(トロンボーン

Bob James(ピアノ、エレクトリック・ピアノ

Dave Samuels(ヴィブラフォン、パーカッション)

John Scofield(ギター)

Ron Carter(ベース)

Harvey Mason(ドラムス)

 

 

今回はバリトン・サックス奏者ジェリー・マリガンと、トランペットと歌のチェット・ベイカーの共演ライブを紹介。

ジェリー・マリガンといえば『Night Lights』、チェット・ベイカーといえば『Sings』で、それぞれジャズ史において大名盤を残しています。チェット・ベイカーは、持ち前の甘いマスクと中性的な声で人気を博していました。しかし、度重なるドラッグの使用や、喧嘩でトランペッターになくては致命的である前歯を折られるなど、身も心もボロボロで低迷していた。ディジー・ガレスピーの助けにより見事復活し、旧友であるジェリー・マリガンとのニューヨーク、カーネギー・ホールでの久々の共演を収めたのが今回紹介のアルバム。

この2人の演奏が揃うと、自然と西海岸らしい音楽になり、軽やかな気分にさせてくれる。

また、変態的な音楽的知性を持ったギタリスト、ジョン・スコフィールドの最初のレコーディングであることは見逃せないポイント。このアルバムのような、割とオーソドックスなジャズの中での彼のプレーは、他では中々聴けないので。

 

 

ここからは「ディスクユニオン」について。

ディスクユニオンはCDやレコードの中古販売がメインで、ジャンルを問わず大量に取り揃えてある店。そして、なんといっても安い。

先日、緊急事態宣言発令以来、久々に立ち寄った。やっぱりいいですね、あの空間。レコード特有の長い年月を経てこそ出る香りと、化石採集でもしに来たのかというように、血眼になって探索しているおじさん達。そんなおじさん達が真剣になり過ぎて、狭い通路を塞いでしまっていることもよくあるが、まあ構いません。ゾーンに入るとそうなってしまう気持ちもよくわかります。店内のCDやレコードを眺めているだけで、平気で1、2時間過ぎてしまいますもん。

その日は1枚も買うつもりもなく寄ったのだが、結局中古CDを4枚も買ってしまった。今回紹介のアルバム含むジェリー・マリガンのアルバム2枚と、サージ・チャロフというバリトンサックス奏者のアルバムと、バディ・デフランコというクラリネット奏者のアルバム。どれもSpotifyで聴いていたが、中古CDで650円くらいとなるとつい買ってコレクションしたくなる。

 

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CDコレクション中毒かもしれない…。お酒やタバコのように体に害がないから良しとしよう…と言い訳してみる。

せめて将来、通路を塞がないように気をつけよう。

 

 

追記:

今回のアルバムジャケットを眺めていたら、手前のジェリー・マリガンが、メイプル超合金カズレーザーにしか見えなくなってきた。

 

 

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 


スパスパ弧唄

 


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