スパスパ弧唄の音楽小旅行

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【おすすめ名盤 91】Donny Hathaway『Live』

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Donny Hathaway『Live』(1972年)

【収録曲】

1. What's Going On

2. Ghetto

3. Hey Girl

4. You've Got A Friend

5. Little Ghetto Boy

6. We're Still Friends

7. Jealous Guy

8. Voices Inside (Everything)

 

 

今回は、ダニー・ハサウェイのソウルフルな歴史的ライブ・アルバムを紹介。

「ライブ盤でおすすめは?」と聴かれたら、真っ先に思い浮かぶのがこのアルバム。好きなライブ盤はたくさんあるけど、本当の意味でここまで演者と観客との「共鳴」が伝わるライブは他になかなか思いつきません。しかも「音」だけで。

2曲目「Ghetto」のコール&レスポンス。4曲目「You've Got A Friend」(キャロル・キングのカバー)のサビ部分での大合唱。喜びも哀しみも全て音楽が解決しているようで、なんだか胸が熱くなってくる。

1曲目「What's Going On」はマーヴィン・ゲイ、7曲目「Jealous Guy」はジョン・レノンの名曲のカバー。心地よいグルーヴのベースに乗って、ダニー・ハサウェイが魂を込めて歌い上げています。

 


You've Got a Friend (Live)

 

「Jealous Guy」

「嫉妬」という言葉も、昨日書いた「マンネリ」とどこか立場が似ていて、世間的にあまり良いイメージではないように思う。

学生の頃、僕はまさに嫉妬心の塊のような人間だった。人の能力、通っている学校、持ち物、交友関係、恋愛、生まれた家庭など何もかも。自分にないものに無意味に振り回されていた。

それから考えれば、歳を順々に重ねるごとに嫉妬することが減ってきた。これを成長と捉えていいものなのか…。自分自身のことを理解してきている証拠なのか、単に欲が減ったり諦めたりしているからなのか…。いずれにしても、つまらない嫉妬で人を傷つけなければそれでいいのですが。

最近思うのは、人が何か新しい挑戦のために起こした行動に対しては、嫉妬してもいいのかなと思う。その「嫉妬」を「刺激」に変換して、自分も新しいことや避けていたことへのアクションに繋げる。「競争」でもなく「刺激」。友人や同僚などとそうやって、成長し合える関係であれば、傷つけ合うこともなく、「良い関係」と言えるのでしょうね。(「嫉妬」も「マンネリ」も上手く解釈すれば大きなプラスになりそうです。)

 

ダニー・ハサウェイの『Live』のような空間に居合わせた観客たちには、正直言って嫉妬しています。

 


Donny Hathaway - Jealous Guy (Live Version) (Official Audio)

 

 

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 


スパスパ弧唄

 


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