スパスパ弧唄の音楽小旅行

〜日々を彩る音楽名盤紹介ブログ〜

【おすすめ名盤 93】Sly & The Family Stone『Fresh』

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Sly & The Family Stone『Fresh』(1973年)

【収録曲】

1. In Time

2. If You Want Me To Stay

3. Let Me Have It All

4. Frisky

5. Thankful N' Thoughtful

6. Skin I'm In

7. I Don't Know (Satisfaction)

8. Keep On Dancin'

9. Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be)

10. If It Were Left Up To Me

11. Babies Makin' Babies

 

 

今回はスライ&ザ・ファミリー・ストーンの6作目のアルバムを紹介。

スライの中でも個人的に一番好きなアルバム。大名盤である前作『暴動』のモコモコサウンドを継承しつつも、ベースのラリー・グラハムの脱退などのメンバーの入れ替えもあってか、よりフィジカルでグルーヴィーなサウンドになっています。また『暴動』のような重々しい空気よりは、どちらかと言えばノリが良く、気分も楽に聴けます。

このアルバムを好きになったきっかけは冒頭の「In Time」。それぞれの楽器がどの隙間で鳴らすかイマイチ読めない、ヘンテコなのに洗練されたリズムがクセになります。

 


Sly and The Family Stone- In Time

 

「ケ・セラ・セラ」

ジブリ映画『ホーホケキョ となりの山田くん』の挿入歌に「ケ・セラ・セラ」が使われている。そのバージョンの日本語歌詞の中で「未来はみえないお楽しみ」とある。

「未来」は目に見えないし、体験できない。過ぎてみないことには何一つ結果がわからない。その分、「今」の自分が余計な心配を次々に生み出してしまう。困ったもんです。この前、ローリング・ストーンズの紹介の時に「期待し過ぎず平常心で」みたいなことを書きましたが、手を抜かず準備したとしても、逆にやった分だけますます不安が募って、平常心どころでないことも沢山ある。

そんな時はいつも「ケ・セラ・セラ」の歌詞を思い出す。連ドラの次週の予告でワクワクするように、自分の未来のストーリーに対して「お楽しみ」くらいに客観的に思えれば、フレッシュで少しは気楽になれるのかなと思う。結局なるようにしかならないし。

 

スライの「Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be)」も、特にサビで魂が込もっていて前向きになれますね。日が沈みかけの時なんかにぴったりです。

 


Sly and The Family Stone "Que Sera Que Sera (Whatever Will Be Will Be)"

 

 

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 


スパスパ弧唄

 


参考リンク

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フレッシュ

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Fresh (Bonus Version)

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  • スライ&ザ・ファミリー・ストーン
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