【おすすめ名盤 94】ホフディラン『JAILHOUSE HITS』
ホフディラン『JAILHOUSE HITS』(2001年)
【収録曲】
1. スマイル
2. マフラーをよろしく
3. キミのカオ
4. 恋はいつも幻のように
5. コジコジ銀座
6. 遠距離恋愛は続く
7. INTERVAL <Rehearsal Session>
8. 欲望
9. 極楽はどこだ
10. STAND
11. GUIDE TO THE JAILHOUSE
12. Mountain <THE YOU・HE・S>
13. GUIDE TO THE JAILHOUSE 2
14. 坂道 <WATANABABY>
15. GUIDE TO THE JAILHOUSE 3
16. JAILHOUSE ROCK
今回はホフディランのベストアルバムを紹介。
ホフディランはワタナベイビーさんと小宮山雄飛さんによる2人組バンド。本作はベスト盤と言えども、一風変わった構成となっています。10曲目までは、一般的なベストと同じようにシングル曲が並べられていますが、それ以降様子が変わります。11、13、15曲は、ホフディランの2人が牢獄で作詞・作曲をさせられているという設定で、その実態を博物館のように音声ガイドが案内します。こういうところがホフディランらしいアイデア。
1曲目の「スマイル」は、ホフディランのデビュー曲であり代表曲。「こち亀」のアニメの初代エンディング曲でもありました。初めて聴いた時はクセのある歌い方だなと思いましたが、聴くごとにと言葉の説得力が増してきます。また最近、女優の森七菜さんがこの曲をカバーしたことでも話題。16曲目の「JAILHOUSE ROCK」は、エルヴィス・プレスレリーの名曲のカバー。
「スマイル」
「笑顔」とか「Smile」とか「スマイル」とか、このようなタイトルの曲が世界で山ほど溢れているけど、「そうだ笑顔が大事なんだ!」って思えたことってそうなかった。特に大学生の時なんかは「ひねくれた自分かっこいい」と勘違いし、ポップな音楽をなんでもかんでも売れ線だと否定してしまったり、ましてや、いつもとびっきりの笑顔を振り撒くような性分ではないので、「笑顔」と言われても自分にそこまで当てはめることができなかった。
それがここ最近は心に響いて響いて仕方がない。ホフディランの「スマイル」なんて聴くと、ある意味笑わざるを得なくなるくらい、「笑ってくれよ」と語りかけてくる。歌の力ってすごいですね。そこまで言われると笑えない時も自然と心が笑えてしまう。
歳を重ねることを少し面白いと思えてきた。知識や経験が増えて、よりディープな思考になるのかと思いきや、なぜか昔よりもシンプルなことを魅力的に思うことが増えている。「あいつ丸くなったな」とか言われそうなくらい。(そんなに尖っていたわけでもないですが…)年齢が増えていくことに焦ることもあるけど、この先どんなふうに思考が変わっていくのか興味も湧いてきた。
そんなこんなで元気が出ない時は、ホフディランの「スマイル」に頼っています。
それにしても「ホフディラン」って、僕の滑舌ではとても言いにくい…
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
スパスパ弧唄
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