スパスパ弧唄の音楽小旅行

〜日々を彩る音楽名盤紹介ブログ〜

【おすすめ名盤 107】Johnny Griffin『The Little Giant』

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Johnny Griffin『The Little Giant』(1959年録音)

【収録曲】

1. Olive Refractions

2. The Message

3. Lonely One

4. 63rd Street Theme

5. Playmates

6. Venus And The Moon

 

【演奏メンバー】

Johnny Griffin(テナー・サックス)

Blue Mitchell(トランペット)

Julian Priester(トロンボーン

Wynton Kelly(ピアノ)

Sam Jones(ベース)

Albert "Tootie" Heath(ドラムス)

 

 

今回はジャズ・テナー・サックス奏者、 “小さな巨人ジョニー・グリフィンのリーダー・アルバムを紹介。

『The Little Giant』というタイトルが示すとおり、小柄なジョニー・グリフィンが、ぶっとい音で豪快にハード・バップを吹きまくっています。特に1曲目の「Olive Refractions」はそんなイメージを象徴する曲で、ベースによる号令が出されてから、一斉にアクセル全開。ただ決して勢い任せでなく、巧みなアレンジと冷静さから知的な部分も感じ取れます。

トランペットのブルー・ミッチェルは、よくハード・バップ・バンドのサイドで起用されますが、どちらかと言えばハードなジャズに似合わず甘く優しい音色を吹くので、蒸発しないように温度調整してくれるような安心感を与えてくれます。

この「Olive Refractions」は、石塚真一さんによる漫画『BLUE GIANT』のコンピレーションCD、『The Sound of BLUE GIANT』の1曲目を飾っています。

 


Johnny Griffin - Olive Refractions

 

 

BLUE GIANT

ジャズ自体に興味がなくとも、この漫画のファンの方は多いのではないでしょうか。ジャズというある意味狭い世界で、純粋に一途に駆け抜け続ける主人公・宮本大の姿に、僕自身も直球ど真ん中に影響を受けました。

仙台〜東京編の『BLUE GIANT』、ヨーロッパ編の『BLUE GIANT SUPREME』を経て、現在ビックコミックの連載では『BLUE GIANT EXPLORER』と題してアメリカ編へ突入しました。

 

bluegiant.jp

 

思えば4年前にこの漫画に出会ってハマっていた頃、ちょうど偶然にも近所にジャズ喫茶があることを知って通うようになった。

これらが重なった影響もあり、社会人になってから閉じこめてしまっていた音楽欲が一気に爆発した。その後新しいギターを奮発し購入、ジャズ・セッションへの突撃、ライブの出演や開催、ジャズギターを習い始めるなど、振り返ってみればとんでもなく大きな「きっかけ」となっていた。

そう考えると「きっかけ」というのは、いつ何がどこでどんなふうにやってくるのか全くわからないものですね。自分の意志をも超えたところから不意にやってくるというか。

何はともあれ、こうやって素晴らしい「作品」の影響が、自分へ、さらに自分以外へ繋がっていくことは素直に嬉しい。

 

 

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 


スパスパ弧唄

 


参考リンク

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Amazon:

ザ・リトル・ジャイアント

ザ・リトル・ジャイアント

 

 

The Sounds of BLUE GIANT

The Sounds of BLUE GIANT

  • アーティスト:オムニバス
  • 発売日: 2015/07/01
  • メディア: CD
 

 

BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス)

BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス)

 

 

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