【おすすめ名盤 125】John Mayer『Continuum』
John Mayer『Continuum』(2006年)
【収録曲】
1. Waiting On The World To Change
2. I Don't Trust Myself (With Loving You)
3. Belief
4. Gravity
5. The Heart Of Life
6. Vultures
7. Stop This Train
8. Slow Dancing In A Burning Room
9. Bold As Love
10. Dreaming With A Broken Heart
11. In Repair
12. I'm Gonna Find Another You
今回は「現代の3大ギタリスト」の1人、ジョン・メイヤーの3枚目のオリジナル・アルバムを紹介。
僕がジョン・メイヤーを初めて知ったのは13年ほど前。目まぐるしく変化する音楽の流行の中で、“ギター・ヒーロー“ と呼ばれるようなギタリストが少なくなっていましたが、彼は若いながらもまさしくヒーロー的ギタリストのオーラを放っており衝撃を受けました。
本作は、1st・2ndアルバムからさらに成熟し、持ち前のブルースプレイは健在ながらも、R&B、ネオソウル、カントリー、オールドポップスなど、様々な音楽的要素を自分の音楽にブレンドし深みが増しています。
ポップで心温まる曲調の「Waiting On The World To Change」、緊張感のあるギター・リフが特徴の「Belief」、壮大なギタープレイが印象的な「Gravity」。まずはこの辺りの人気曲から聴くのがオススメです。
9曲目の「Bold As Love」はジミ・ヘンドリックスの名曲で、ジョン・メイヤーのギタープレイがジミヘンから影響を受けまくっているのがよくわかります。
John Mayer - Waiting On the World to Change (Official Music Video)
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「信じるとは」
先日、芦田愛菜さんの「信じること」についての発言がヤフーニュースで話題となっていた。
映画『星の子』の完成報告イベントで、記者から「芦田さんにとって “信じる“ とはどうことだと思いますか?」という、映画のテーマを踏まえての質問が芦田さんに向けられた。芦田さんの答えをそのまま抜粋すると、
「裏切られたとか期待していたとか言うけど、その人が裏切ったわけではなく、その人の見えなかった部分が見えただけ。見えなかった部分が見えたときに、それもその人なんだと受け止められることができる、揺るがない自分がいることが信じることだと思いました。
揺るがない軸を持つことは難しい。だからこそ人は “信じる“ と口に出して、成功したい自分や理想の人物像にすがりたいんじゃないかなと思いました。」
この回答の根幹を理解しようとすると、僕にとってはかなり奥深く難解で、正直何度も読み返しました。
他人に対してこれまで信じられたことが、社会に出て仕事をして、まるで信じられなくなった時期を思い出した。当然のように相手を信じてしまうと、平気で裏切られ嘘をつかれ騙され、自分の中の常識がまるで通用しなくなったように感じていた。「社会ってそういうもんなんだ」と、半ば諦めたように割り切っていた。
でもこれ、自分を被害者ぶっていますが、僕が “自分の思い通りにしてくれることを相手に期待していた“ からなんですよね。
「平気で裏切られ嘘をつかれ騙された」と “自分の軸の揺らぎ“ を他人のせいにしていた。つまり、自分への信念などカケラもなかった。
とは言っても、芦田さんの言う通り、揺るがない軸を持つことはそう簡単なことではないし、僕自身まだまだブレブレ。自分の信じることのできる「揺るぎないもの」を、これから先どのように確固たる強いものにしていくか。今後の課題の1つでもあります。
芦田愛菜さんは僕の年齢のちょうど半分くらいですが、どんな経験をしたらこのような回答ができるのか。年齢に関係なく尊敬します。
John Mayer - Belief (Live in LA) [High Def!]
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
スパスパ弧唄
参考リンク