【おすすめ名盤 139】Eric Clapton『Just One Night』
Eric Clapton『Just One Night』(1980年)
【収録曲】
[Disc 1]
1. Tulsa Time
2. Early In The Morning
3. Lay Down Sally
4. Wonderful Tonight
5. If I Don't Be There By Morning
6. Worried Life Blues
7. All Our Past Times
8. After Midnight
[Disc 2]
1. Double Trouble
2. Setting Me Up
3. Blues Power
4. Rambling On My Mind
5. Cocaine
6. Further On Up The Road
今回はエリック・クラプトンのソロ3作目のライブ・アルバムを紹介。
本作は1979年12月3日の日本武道館での公演を収録したもの。主に『Slowhand』や『Backless』からの選曲が中心です。
やはりこの作品での1番の目玉は、エリック・クラプトンが当時愛用していた伝説の名器 “ブラッキー“ (ジャケット写真の黒いギター)の、カラッとしたハーフトーンサウンドを堪能できること(おそらくライブ盤として “ブラッキー“ を聴けるのはこのアルバムのみ)。ピックが弦にあたるかすれた音まで生々しく聴こえ、非常に説得力のある音色です。
特にDisc 2の1曲目「Double Trouble」(オーティス・ラッシュの名曲のカバー)は、 “ブラッキー“ の音色を存分に味わうのに最適なマイナーブルースだと思います。
全体的に派手さがなく渋めの演奏なので、初めて聴くエリック・クラプトンのライブ盤としては、多少インパクトに欠けるかも知れません。どちらかといえば “味“ 勝負のアルバムです。
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「荷造りしてると出てきたCD」
引越しの荷造りで特に時間がかかったのがCD。CDだけで120サイズの段ボール3つ分にもなった。なんの目的で引越しするんだって気になった。
順に箱に詰めていくと、やはり懐かしいCDに反応しては少し作業の手が止まってしまった。そのうちの一枚が今回紹介の『Just One Night』。
いつ買ったのか気になったので、アマゾンの購入履歴を遡ると、9年も前のことだった。まだ大学生でしたが、自分の誕生日を自分で祝うために買ったのを思い出した。なぜ自分で自分を祝ったのかまではどうしても思い出せないけど、ジャケットのエリック・クラプトンと “ブラッキー“ に惚れ惚れしていたのは覚えている。懐かしいような、つい最近なような。
今日は自力の引越しの日。荷物をパンパンに積んだ車での移動中に、久しぶりにこのアルバムをBGMとして決めた。少々カントリーチックな渋いブルースが、新しい旅を描いたロードムービーの挿入歌のように彩りを与えてくれた。
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
スパスパ弧唄
参考リンク