【おすすめ名盤 137】Karla Bonoff『Restless Nights』
Karla Bonoff『Restless Nights』(1979年)
【収録曲】
1. Trouble Again
2. Restless Nights
3. The Letter
4. When You Walk In The Room
5. Only A Fool
6. Baby Don't Go
7. Never Stop Her Heart
8. Loving You
9. The Water Is Wide
今回はカーラ・ボノフのセカンド・アルバムを紹介。
カーラ・ボノフはアメリカのシンガーソングライターで、『Restless Nights(邦題: ささやく夜)』はドン・ヘンリーやジェームス・テイラーなど多くの凄腕ミュージシャンの協力のもと制作された、ウエスト・コースト・ロックの名盤。
1曲目の「Trouble Again」が象徴するように、全体的にはアメリカ西海岸らしいフォーキーなロックサウンドで占めていますが、ラスト9曲目の「The Water Is Wide」は異色の空気を放っています。この曲は「悲しみの水辺」などとも呼ばれるスコットランド民謡で、秋の匂いが混じった物悲しい夜風の吹く今のような季節に、じっと聴きたくなります。
Karla Bonoff - The Water Is Wide
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「思い出のライブハウス」
僕が高校時代から通っていたライブハウスが閉店するという情報が入った。
コロナウイルスの影響で、存続の道をギリギリまで模索したそうですが、もうあさって閉店するという。
高校生の頃、人生で初めて行ったライブハウスで、舞台で人前に立つことを知った場所。友人の演奏も何度も見たし、自分も出た。
大学からも近かったので、時折軽音楽部で出演しては騒いでいた。
それから時が経って去年の秋、コロナウイルスが流行するほんの数ヶ月前、そのライブハウスを利用した。軽音学部の僕らの代は卒業以降、ほとんど皆楽器に埃がかぶっているような状態だったので、今こそきっかけをと思い、友人たちの手を借りてライブを企画した。迷いなく原点であるこのライブハウスを会場に決めた。そして久しぶりな仲間たちと、音楽を通じて特別な時間を共有できた。友人の希望で「The Water Is Wide」を演奏したのも、もう懐かしい。
普通だったらこういった閉店の話を聴くと、「もっと○○しておけばよかった…」などと後悔の念が湧き出るところだけど、それはない。最後にやりたいことを悔いなくやれせてもらえたので。長い間本当にありがとうございましたと言いたいです。
思い出の場所がひとつなくなろうとも、ショウを続けなければならない。
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
スパスパ弧唄
参考リンク