【おすすめ名盤 46】秦基博『言ノ葉』
秦基博『言ノ葉』(2013年)
【収録曲】
1. 言ノ葉
2. Rain
3. Girl (Tomita Lab. Remix)
4. 言ノ葉 (Backing Track)
5. Rain (Long Ver.)
今回は秦基博さんの15枚目のシングル盤を紹介。
収録曲の「言ノ葉」と「Rain」は、新海誠監督による映画『言の葉の庭』で使用されており、映画での雨の日の美しい描写にさらに生命力を与えています。特に「Rain」は、雨の日に聴きたくなるって方も多いのではないでしょうか。僕もそのひとり。大江千里さんの楽曲のカバーですが、名曲ってこうやって次の世代へ引き継がれていくんだなぁと。最高のバトンです。この曲、サビ前で鳴っているシタールのビヨンビヨンした音が、心にクッとくるんですよね。あと、サビのフレーズとも相まって、土砂降りなほど聴きたくなるし、傘も「いらない」と投げ捨てたい気分になる。風邪をひきたくないのでしませんが。
ここからは、「雨と傘と下駄箱」について。
ずっと疑問に思っていることがある。雨の日小学校へ登校した時、下駄箱ってなぜあんなに混み合うのか?これって当たり前っちゃ、当たり前なのかもしれないが。僕だけなのでしょうか?「雨 小学校 下駄箱 混む」とネット検索しても特に有力な情報は得られない。傘を傘立てに立てるのにそんなに時間がかかるとも思えないし。長靴を履いている子は、上履きに履き替えるのに多少もたつきそうだが。その時間の追加分を総計したとしても、そんなに変わる?僕が通ってた小学校はめちゃくちゃ混んでましたよ。
靴を履き替えながら、子ども同士でビジネスマンみたいに「今日は雨ですねぇ」と天気の話題が弾むのか。男の子が、好きな女の子に濡れたランドセルを拭けるようハンカチを渡すのを下駄箱付近で待っているのか。とりあえず、雨の日ってそれだけ人の心に変化を与え、その分行動が増えるってことで結論付けておくことにした。
ちなみに最近、晴れた日も登校時傘をさす習慣を取り入れた小学校があるそう。ソーシャルディスタンスを保てる上に、熱中症予防にもなることが目的らしい。新感覚の傘ソングが聴ける日もそう遠くはなさそうだ。
最後に、雨の日に聴きたい曲といえば、忘れちゃいけないのが、B.J.トーマスの「Raindrops Keep Fallin' On My Head」。
この曲のエンディングのアレンジ、雨が上がって、雲の切れ目から青すぎる空を覗かせ、漏れた真っ直ぐな光が湿ったアスファルトを順に乾かしていくような、たっぷり泣いた後のスッキリしたあの感覚というか、閉じた傘を捨てて駆け出したくなる。
B.J.Thomas - Raindrops Keep Fallin' On My Head
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
スパスパ弧唄
参考リンク