Yellow Magic Orchestra『Solid State Survivor』(1979年)
【収録曲】
1. Technopolis
2. Absolute Ego Dance
3. Rydeen
4. Castalia
6. Day Tripper
7. Insomnia
8. Solid State Survivor
今回は “トリオ・ザ・テクノ“ YMOの2作目のアルバムを紹介。
細野晴臣さん、高橋幸宏さん、坂本龍一さんによる伝説のグループ。
YMOは僕自身、日本でのリアルタイムの反応を体感したかった音楽のひとつ。おそらくクラフトワークの音楽に馴染みがなければ、日本では新し過ぎる音楽だったはず。このアルバムがミリオン・ヒットしたということは、世間でテクノが当たり前のように流れていたのか。みんなこぞってテクノカットして「Rydeen」を踊り狂っていたのか?もしタイムスリップで来るなら一緒にテクノカットして踊ってみたい。YMOの御三方が、当時バラエティやコント番組に出演していたなんて今となっては全く想像もつきません。
5曲目「Behind The Mask」はエリック・クラプトンやマイケル・ジャクソンにもカバーされている、シンプルなのに不思議な響きを持った楽曲。6曲目、ビートルズの名曲「Day Tripper」のカバーは、かなり機械的にヘンテコに変貌しています。
先日喫茶店で計8人ほど座れる大きめの円形テーブルに座り、1人ブログを書いていた時のこと。
僕のちょうど向かい側に座っていた若い女性2人が、マスクをテーブルに置いたまま楽しそうにお喋りをしていた。するとその女性2人の隣の席に、1人のご年配の女性が座ろうとやってきた。ご年配の女性は座る前に、底が細長く立てるにはバランスの悪い紙袋を立てては倒れ、また立てては倒れを繰り返していた。向かい側で見ていた僕はその動作の理由がわからなかった。
ご年配の女性はその動作を何度も繰り返し諦めた末、若い女性2人に向け口を開いた。
「あの、すみません。お話なさるならマスクをしてもらえませんか?このご時世、飛沫が気になりますもので。」
若い女性は指摘を受け素直にマスクをつけ、お喋りを続けた。なるほど、ご年配の女性は紙袋で壁を作り飛沫を避けようとしていたのだ。
ご年配の女性はそのまま荷物をテーブルに置いたまま、コーヒーとケーキを買いに行き、戻ってきた。するとまた、紙袋を何度も立てようとした。そして諦めたと思うと苦い顔をして別のテーブルへ移動してしまった。若い女性2人はもちろんマスクを外していない。素直に聞き入れていた2人も思わず小さく愚痴を零していた。ご年配の女性は変わらないお喋りがどうしても気になったのか。
少し後味の悪い結果になっていますが、どちらが良い悪いの問題ではないように思えた。コロナウイルスへの感染への危機感やマナーの認識のズレが発端でお互いをイラつかせていた。幸い大きなトラブルに発展しなくて良かったが、決して他人事として見過ごす問題ではない。
皆マスクの裏にコロナに対するそれぞれの認識を持っている。正義でも悪でもないところで非難し合うことは避けたい。
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
スパスパ弧唄
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