【おすすめ名盤 126】Yes『Close To The Edge』
Yes『Close To The Edge』(1972年)
【収録曲】
1. Close To The Edge
2. And You And I
3. Siberian Khatru
今回はイエスの5作目のオリジナル・アルバムを紹介。
『Close To The Edge(邦題: 危機)』は【おすすめ名盤 123】で紹介しました前作『Fragile(邦題: こわれもの)』と同じ全盛期メンバー5人での最後のアルバム。前作のサウンド感は継承しつつも、曲の構成が練りに練られ、より大作主義的な作風となっています。
1曲目「Close To The Edge」は19分近くもあり、数字だけ見ると気が遠くなるような長さですが、聴いてみるとセクションごとにキャッチーで次々に自然に展開していくので、飽きることなく案外すんなりと聴けてしましいます。
数々のプログレッシブ・ロックバンドのアートワークを手掛けている、ロジャー・ディーンによるジャケットデザインもいいですね。とてもシンプルですが、絶妙なロゴの配置と緑を基調とした色彩の変化が美しいです。
Close to the Edge (I. The Solid Time of Change, II. Total Mass Retain, III. I Get up I Get...
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「遠回り(後編)〜危機〜」
【おすすめ名盤 123】で書いた前編では、大学生活を呑気に過ごし遊び呆けているところまで書きました。
大学3回生の後半で一斉に就活が始まった。周りが動いているので流されるように自分も一緒に動き出した。リクルートスーツを買い、多くの企業説明会に参加した。“イエスマン“ のように耳に入る情報だけに流された。就活する上での自分の軸など何もなかったので、面接でも上手くいくはずなどなかった。するとますます自分のことがわからなくなり、考えるのも面倒になり、面倒に思っている自分がまた嫌になり、また考えてみてもわからなくなり、また面倒になり、また……
結局負のループから抜け出せず、気がつけば活動が止まっていた。4回生の途中からなんとなく公務員試験の勉強を始めたが、なかなか精が出ないまま大学卒業した。まさに危機的状況。
卒業して以降をざっと書きますと、勉強と並行して就活を再開し、結局大好きな音楽の仕事を探して楽器店に勤めた。ただ、1年持たずにやめてしまい、次は人材を扱う仕事に5年勤めた。そこも最近辞めて、今は次の転職先の入社日を待っているところ。
先ほど書いたように新卒の時に全く就活が上手くいかなかったことは、ずっとトラウマに思っていたので、今回の転職活動はある意味「トラウマの打破」がテーマの1つだった。ブログを始めたことがとても大きかった。直接的にはあまり書かなかったにせよ、考えなどを文字に起こすことでかなり自分で自分のことを知ることができたので、転職活動も途中から楽しくなり、仕事を選ぶ軸も見えてきた。また、少しずつですが自分自身に対して “イエス“ と肯定できるようにもなってきた。
振り返るとかなり遠回りしてきたように思いますが、今になってやっとスタート地点に立てている気がしています。
前編
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
スパスパ弧唄
参考リンク