スパスパ弧唄の音楽小旅行

〜日々を彩る音楽名盤紹介ブログ〜

【おすすめ名盤 128】Earth, Wind & Fire『That's The Way Of The World』

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Earth, Wind & Fire『That's The Way Of The World』(1975年)

【収録曲】

1. Shining Star

2. That's The Way Of The World

3. Happy Feelin'

4. All About Love

5. Yearnin', Learnin'

6. Reasons

7. Africano

8. See The Light

 

 

今回はアース・ウインド・アンド・ファイアーの6作目のスタジオ・アルバムを紹介。

『That's The Way Of The World(邦題: 暗黒への挑戦)』は同名の映画のサウンドトラックで、そちらはコケてしまったみたいですが、音楽は素晴らしく初の全米No.1を記録しました。(映画は観たことがありません…)

アース・ウインド・アンド・ファイアーといえば代表曲「September」や「Fantasy」のようなディスコ・サウンドで日本でも大ヒットしていますが、本作はさらなるブレイク前夜のブラック・ミュージック色の濃い内容です。

冒頭の「Shining Star」から「That's The Way Of The World」の流れは美し過ぎて、いきなりピークに達します。特に「That's The Way Of The World」のメロウなイントロで、何に対するものなのかわからない懐かしさが心の奥から込み上げてきます。

6曲目「Reasons」はソウル・バラードの到達点的な名曲。

 


Earth, Wind & Fire - That's the Way of the World (Audio)

 

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「電気, ガス & 水道」

ひとり暮らしの準備を1つ1つ進めていると、何かと決め事が多い。

賃貸物件の契約の話を進めていく中で、その不動産屋関連の様々な業者から電話がかかってくる。

「ネット環境は〇〇がお得ですよ!」

「引越し業者はお決まりですか?」

「電気とガスはセットがお得で、年間〇〇円安くなりますよ!」

正直あんまりあれこれ言われると考えるのが煩わしくなってお任せしたくなるけど、それでは思うツボなので、グッと堪えて一歩引いて考えるようにしている。自分もアルバイトで電話営業をしたことがあるので、気持ちは察してしまうのですが…

ネットは携帯などの連動もあるのですぐに決めた。引越しは友達の手を借りて自力でする。

電気、ガスは?電力自由化で選択肢が色々と増えているみたいですが、他にもあれこれ準備している中で、調べるのが後回しになっている。

 

「もうなんでもええやん!」とめんどくさいの悪魔が暗黒からチラチラ顔を覗いていますが、挑戦して退治しようと思います。

 

 

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 


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【おすすめ名盤 127】The Jimi Hendrix Experience『Electric Ladyland』

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The Jimi Hendrix Experience『Electric Ladyland』(1968年)

【収録曲】

1. ...And the Gods Made Love

2. Have You Ever Been (To Electric Ladyland)

3. Crosstown Traffic

4. Voodoo Chile

5. Little Miss Strange

6. Long Hot Summer Night

7. Come On (Let The Good Times Roll)

8. Gypsy Eyes

9. Burning Of The Midnight Lamp

10. Rainy Day, Dream Away

11. 1983... (A Merman I Should Turn To Be)

12. Moon, Turn the Tides...Gently Gently Away

13. Still Raining, Still Dreaming

14. House Burning Down

15. All Along The Watchtower

16. Voodoo Child (Slight Return)

 

 

今回はザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス名義での、3作目の最後のオリジナル・アルバムを紹介。

ジミヘンがこの世を去って今月でちょうど50年。ジミヘンといえば、ギターを歯で弾き、ギターに火をつけメラメラ燃やし、しまいには叩き潰すという、過激なパフォーマンスのイメージが浸透しています。

本作は、そんな激しいイメージを堪能するというよりは、ジャズ的なインプロビゼーション(即興)やサイケデリックなアレンジが軸となっており、初めて聴いた時の印象は割と難解に感じました。スティーヴ・ウィンウッドによりオルガンが印象的な4曲目「Voodoo Chile」は、このアルバムの特徴を象徴したような楽曲。

「Voodoo Chile」をさらに発展させた、16曲目「Voodoo Child (Slight Return)」はロック史に残る名曲で、ペダルを踏んだり戻したりして音の周波数を変える、Jim Dunlopの “CRYBABY“ というワウ・エフェクターを使用したギターリフが有名。

3曲目「Crosstown Traffic」や、ボブ・ディランの名曲のカバーの15曲目「All Along The Watchtower」は、このアルバムの中では給水所的な安心感があります。

 


Voodoo Chile (Slight Return)

 

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エフェクター

大学時代の友人から、『今度イベントでHOUND DOGの「ff (フォルティシモ)」を演奏するから、エフェクターを貸して欲しい』と連絡がきた。(※「エフェクター」とは、主にエレキギターエレキベース等の音色を変化させるための機材。)

それをきっかけに久しぶりに自分のエフェクターボードを開けてみた。昨年末ごろエフェクター集めにハマって、配置やセッティングなど色々と実験して足元を組んで、さぁこれから現場で試してみたいというところでのコロナだったので、半年以上そのまま放置状態だった。

 

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「なるべく安価で、コンパクトで、広いジャンルに対応できるエフェクターボードにしたい」がコンセプトで組みました。

せっかくなので右から簡単に紹介します。

 

VOX “V847-A“・・・ワウです。昔から使っていたCRYBABYのガリがどうしても直らないので、VOXを試してみました。

XOTIC “EP Booster“・・・クリーンブースターです。音色にコシが出るので、なんだかんだで常時かけっぱなしにしています。

PROCO “RAT2“・・・僕が高校生の時に初めて買ったエフェクターで、カラッとした音色が渋いディストーションです。FLITERのつまみがキモ!

ERNIE BALL “VP JUNIOR 25K“・・・ ローインピーダンスのボリュームペダルです。歪みのエフェクターごとボリュームをコントロールできるようにこの位置になっています。

MAD PROFESSOR “Sweet Honey Overdrive“・・・オーバードライブと歪みブースター兼用です。本当はボリュームペダルの前に繋ぎたいのですが、スペース上の問題で断念…

BOSS “DD-7“・・・デジタルディレイです。アナログモードも質が高く便利です。

ZOOM “MS-50G“・・・コンパクトサイズのマルチエフェクターです。これでかなりスペースを省略できます。主にコーラス、トレモロレスリーなどのモジュレーション系で使用しています。

TC ELECTRONIC “Ditto Looper“・・・ルーパーです。多重録音して遊べます。

CUSTOM AUDIO JAPAN “AC/DC Station VI“・・・パワーサプライです。写真では見えませんが、ボードの裏に潜んでいます。

 

 

昨年末はずっと部屋に篭って、エフェクターの泥沼にはまっていました。どこかでストップかけないとキリがありません。

最高に楽しいのですがね…

 

 

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【おすすめ名盤 126】Yes『Close To The Edge』

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Yes『Close To The Edge』(1972年)

【収録曲】

1. Close To The Edge

2. And You And I

3. Siberian Khatru



今回はイエスの5作目のオリジナル・アルバムを紹介。

『Close To The Edge(邦題: 危機)』は【おすすめ名盤 123】で紹介しました前作『Fragile(邦題: こわれもの)』と同じ全盛期メンバー5人での最後のアルバム。前作のサウンド感は継承しつつも、曲の構成が練りに練られ、より大作主義的な作風となっています。

1曲目「Close To The Edge」は19分近くもあり、数字だけ見ると気が遠くなるような長さですが、聴いてみるとセクションごとにキャッチーで次々に自然に展開していくので、飽きることなく案外すんなりと聴けてしましいます。

数々のプログレッシブ・ロックバンドのアートワークを手掛けている、ロジャー・ディーンによるジャケットデザインもいいですね。とてもシンプルですが、絶妙なロゴの配置と緑を基調とした色彩の変化が美しいです。

 


Close to the Edge (I. The Solid Time of Change, II. Total Mass Retain, III. I Get up I Get...

 

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「遠回り(後編)〜危機〜」

【おすすめ名盤 123】で書いた前編では、大学生活を呑気に過ごし遊び呆けているところまで書きました。

大学3回生の後半で一斉に就活が始まった。周りが動いているので流されるように自分も一緒に動き出した。リクルートスーツを買い、多くの企業説明会に参加した。“イエスマン“ のように耳に入る情報だけに流された。就活する上での自分の軸など何もなかったので、面接でも上手くいくはずなどなかった。するとますます自分のことがわからなくなり、考えるのも面倒になり、面倒に思っている自分がまた嫌になり、また考えてみてもわからなくなり、また面倒になり、また……

結局負のループから抜け出せず、気がつけば活動が止まっていた。4回生の途中からなんとなく公務員試験の勉強を始めたが、なかなか精が出ないまま大学卒業した。まさに危機的状況。

 

卒業して以降をざっと書きますと、勉強と並行して就活を再開し、結局大好きな音楽の仕事を探して楽器店に勤めた。ただ、1年持たずにやめてしまい、次は人材を扱う仕事に5年勤めた。そこも最近辞めて、今は次の転職先の入社日を待っているところ。

先ほど書いたように新卒の時に全く就活が上手くいかなかったことは、ずっとトラウマに思っていたので、今回の転職活動はある意味「トラウマの打破」がテーマの1つだった。ブログを始めたことがとても大きかった。直接的にはあまり書かなかったにせよ、考えなどを文字に起こすことでかなり自分で自分のことを知ることができたので、転職活動も途中から楽しくなり、仕事を選ぶ軸も見えてきた。また、少しずつですが自分自身に対して “イエス“ と肯定できるようにもなってきた。

 

振り返るとかなり遠回りしてきたように思いますが、今になってやっとスタート地点に立てている気がしています。

 

前編

supasupa-kouta.hatenablog.com

 

 

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【おすすめ名盤 125】John Mayer『Continuum』

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John Mayer『Continuum』(2006年)

【収録曲】

1. Waiting On The World To Change

2. I Don't Trust Myself (With Loving You)

3. Belief

4. Gravity

5. The Heart Of Life

6. Vultures

7. Stop This Train

8. Slow Dancing In A Burning Room

9. Bold As Love

10. Dreaming With A Broken Heart

11. In Repair

12. I'm Gonna Find Another You

 

今回は「現代の3大ギタリスト」の1人、ジョン・メイヤーの3枚目のオリジナル・アルバムを紹介。

僕がジョン・メイヤーを初めて知ったのは13年ほど前。目まぐるしく変化する音楽の流行の中で、“ギター・ヒーロー“ と呼ばれるようなギタリストが少なくなっていましたが、彼は若いながらもまさしくヒーロー的ギタリストのオーラを放っており衝撃を受けました。

本作は、1st・2ndアルバムからさらに成熟し、持ち前のブルースプレイは健在ながらも、R&B、ネオソウル、カントリー、オールドポップスなど、様々な音楽的要素を自分の音楽にブレンドし深みが増しています。

ポップで心温まる曲調の「Waiting On The World To Change」、緊張感のあるギター・リフが特徴の「Belief」、壮大なギタープレイが印象的な「Gravity」。まずはこの辺りの人気曲から聴くのがオススメです。

9曲目の「Bold As Love」はジミ・ヘンドリックスの名曲で、ジョン・メイヤーのギタープレイがジミヘンから影響を受けまくっているのがよくわかります。

 


John Mayer - Waiting On the World to Change (Official Music Video)

 

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「信じるとは」

先日、芦田愛菜さんの「信じること」についての発言がヤフーニュースで話題となっていた。

news.yahoo.co.jp

 

映画『星の子』の完成報告イベントで、記者から「芦田さんにとって “信じる“ とはどうことだと思いますか?」という、映画のテーマを踏まえての質問が芦田さんに向けられた。芦田さんの答えをそのまま抜粋すると、

 

「裏切られたとか期待していたとか言うけど、その人が裏切ったわけではなく、その人の見えなかった部分が見えただけ。見えなかった部分が見えたときに、それもその人なんだと受け止められることができる、揺るがない自分がいることが信じることだと思いました。

揺るがない軸を持つことは難しい。だからこそ人は “信じる“ と口に出して、成功したい自分や理想の人物像にすがりたいんじゃないかなと思いました。」

 

この回答の根幹を理解しようとすると、僕にとってはかなり奥深く難解で、正直何度も読み返しました。

 

他人に対してこれまで信じられたことが、社会に出て仕事をして、まるで信じられなくなった時期を思い出した。当然のように相手を信じてしまうと、平気で裏切られ嘘をつかれ騙され、自分の中の常識がまるで通用しなくなったように感じていた。「社会ってそういうもんなんだ」と、半ば諦めたように割り切っていた。

でもこれ、自分を被害者ぶっていますが、僕が “自分の思い通りにしてくれることを相手に期待していた“ からなんですよね。

「平気で裏切られ嘘をつかれ騙された」と “自分の軸の揺らぎ“ を他人のせいにしていた。つまり、自分への信念などカケラもなかった。

とは言っても、芦田さんの言う通り、揺るがない軸を持つことはそう簡単なことではないし、僕自身まだまだブレブレ。自分の信じることのできる「揺るぎないもの」を、これから先どのように確固たる強いものにしていくか。今後の課題の1つでもあります。

 

芦田愛菜さんは僕の年齢のちょうど半分くらいですが、どんな経験をしたらこのような回答ができるのか。年齢に関係なく尊敬します。

 


John Mayer - Belief (Live in LA) [High Def!]

 

 

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【おすすめ名盤 124】The Beatles『The Beatles』

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The BeatlesThe Beatles』(1968年)

【収録曲】

[Disc 1]

1. Back In The U.S.S.R.

2. Dear Prudence

3. Glass Onion

4. Ob-La-Di, Ob-La-Da

5. Wild Honey Pie

6. The Continuing Story Of Bungalow Bill

7. While My Guitar Gently Weeps

8. Happiness Is A Warm Gun

9. Martha My Dear

10. I'm So Tired

11. Blackbird

12. Piggies

13. Rocky Raccoon

14. Don't Pass Me By

15. Why Don't We Do It In The Road?

16. I Will

17. Julia

[Disc 2]

1. Birthday

2. Yer Blues

3. Mother Nature's Son

4. Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey

5. Sexy Sadie

6. Helter Skelter

7. Long, Long, Long

8. Revolution I

9. Honey Pie

10. Savoy Truffle

11. Cry Baby Cry

12. Revolution 9

13. Good Night

 

 

今回はビートルズにとって10作目の2枚組オリジナル・アルバムを紹介。

本作はセルフタイトル『The Beatles』を冠しており、通称『ホワイト・アルバム』として有名です。そして、当時のバンド仲やアルバムの秘話、楽曲の制作過程など他のどんなアルバムよりも裏エピソードが圧倒的に豊富で、とても語り尽くせません。

また、ロックの歴史上においての『ホワイト・アルバム』の立ち位置は非常に重要で、このアルバム1枚でロックの可能性の何本も道を指し示したように思います。まるで「おもちゃ箱」をひっくり返したかの様にバラエティ豊かで、1曲1曲が後継のミュージシャンそれぞれに確実に影響を与えています。誤解を恐れず言うと、「究極の散漫なアルバム」です。

でもなんでビートルズの音楽って、音楽というおもちゃで子どものように遊んでいるかのように聴こえるのでしょうか?

 

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「おもちゃ箱」

今回は昨日のブログの後編を書くつもりでしたが、朝寝ぼけていたらとてもおめでたい報告があったので切り替えます。

友人である習慣屋のドグマくん (id:asasyukan) から、第一子が無事産まれたと連絡がきた。予定日がもう少し先だと聞いていたのもあり、突然で正直驚いた。無事産まれた事への祝福の気持ちと、奥さんへのお疲れ様でしたという気持ちと、あのドグマくんが父親になることへの不思議な気持ちが同時に湧いて、脳がとっ散らかりましたが、素直に「おめでとう」です。

 

今日は大学の軽音部関係の夫婦3組と独身の僕で、昼間から今風にオンライン飲み会をした(夫婦3組とも、1歳の子どもと共に参加)。この輪の中にまさか自分も呼んでもらえるとは。(笑)

歩けるようになった子、髪の毛がフサフサになった子、すでに読書が好きな子、皆それぞれ個性を持って成長していたので、“おじさん“ の目線で安心した。そして、自分もまた一歩 “おじさん“ の階段を登った気がした。

 

今日は朝からおめでたいニュースと、昼から少しお酒を飲んで子どもの成長を感じる、なんとも気分のいい日。

 

子どもたちには「おもちゃ箱」を思いっきりひっくり返して、無限の可能性の中、駆け抜けていってほしいものです。

 

Birthday (2018 Mix)

 

 

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ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)

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【おすすめ名盤 123】Yes『Fragile』

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Yes『Fragile』(1972年)

【収録曲】

1. Roundabout

2. Cans And Brahms

3. We Have Heaven

4. South Side Of The Sky

5. Five Percent For Nothing

6. Long Distance Runaround

7. The Fish

8. Mood For A Day

9. Heart Of The Sunrise

 

 

今回はイエスの4作目のオリジナル・アルバムを紹介。

エスはイギリスのプログレッシヴ・ロックバンド。『Fragile(邦題: こわれもの)』は、次作『Close To The Edge(邦題: 危機)』と並んでイエスの代表作として位置付けられています。

スティーヴ・ハウによるクラシカルな超絶ギターはもちろんですが、クリス・スクワイアのベースがとにかくカッコいい。リッケンバッカーのベースで、ブリブリゴリゴリ鳴らしています。

プログレなので曲順通りストーリーに沿って聴くべきではありますが、初めて聴く方は1曲目「Roundabout」や、9曲目「Heart Of The Sunrise」あたりから聴くととっつきやすいと思います。

ちなみに「Roundabout」はテレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のエンディンングテーマにも起用されました。ジョジョで使用された洋楽は、パット・メセニー・グループの「Last Train Home」や、サヴェージ・ガーデンの「I Want You」など、意外な名曲が起用されていて楽しいです。

 


Roundabout (2008 Remaster)

 

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「遠回り(前編)〜こわれもの〜

自分の今を否定して過去にしがみつくのはあまり良い事だと思えませんが、今を肯定するために過去を振り返る事は良い事だと思う。

そう思ってたまに過去を順に振り返っていくと「ずいぶん遠回りしてきたな〜」といつも思う。

 

義務教育の間は与えられたレールに沿っていれば良かったけど、高校で「文系」か「理系」か「文理系」の選択でいきなりレールが3分割になり決断を求められた。この辺りから少しずつ人生の雲行きが怪しくなってきた。「自分の将来って何?」

なんとなく「文系」を選んで、まぁ成り行きでなんとかなると思っていたら、なんともならなかった。大学入試全滅で結局まさかの浪人生活…

予備校の年間授業料の札束を親から受け取り、自分で振り込みに行った時は吐き気がした。

ここで初めて自分の甘さ、親のありがたさに気がついて、1年間文字通り「死ぬ気」で勉強した。同じ予備校の唯一の友人と受験前ごろ、「今が一番幸せなのかも…」なんて言えてしまうくらいだった。

 

翌年には晴れて大学生になれたわけですが、浪人生活の解放からの反動で好きなことをして遊ぶ事しか考えていなかった。あの札束の厚さもすっかり忘れていた。軽音楽部と遊びとバイトだけの楽しい呑気な日々もあっという間に過ぎ去った。

そして地獄の就活が始まり、こわれていった…

 

後編へ続く

supasupa-kouta.hatenablog.com

 

 

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【おすすめ名盤 122】The Blues Brothers『The Blues Brothers: Original Soundtrack Recording』

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The Blues Brothers『The Blues Brothers: Original Soundtrack Recording』(1980年)

【収録曲】

1. She Caught The Katy

2. Peter Gunn Theme

3. Gimme Some Lovin'

4. Shake A Tail Feather(Ray Charles

5. Everybody Needs Somebody To Love

6. The Old Landmark(James Brown

7. Think(Aretha Franklin

8. Theme From Rawride

9. Minnie The Moocher(Cab Calloway)

10. Sweet Home Chicago

11. Jailhouse Rock

 

 

今回は1980年公開のアメリカ映画『ブルース・ブラザーズ』のサウンドトラックを紹介。

サントラ盤ではありますが決して侮れません。1枚のアルバムとして “名盤“ と言い張れる程のクオリティです。テレビ番組のBGMなどで聴いたことがあるような有名な曲ばかりで、ロックンロールやR&Bの明るく楽しい部分がぎっしり詰まっています。

レイ・チャールズジェームス・ブラウンアレサ・フランクリンなどR&Bのレジェンド達も参加しており、映画を見ていなくても充分に楽しめる内容ではありますが、音楽が好きでまだ観ていない方にはぜひ観ていただきたいです。レジェンド達の “本物“ が登場しただけで、放つオーラに鳥肌。

7曲目「Think」は、アレサ・フランクリンの名曲をこの映画用にセルフ・カヴァーされたもの。下の映像は映画のワンシーンで、アレサ・フランクリンのとんでもなくパワフルな歌声に圧倒されるとともに、コミカルでとても心温まります。

 


Aretha Franklin - Think (feat. The Blues Brothers) - 1080p Full HD

 

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「Think!」

今年7月に亡くなられた、外山滋比古さんによる名著『思考の整理学』を読み返した。5年程前に一度読みましたが、すっかり内容を忘れていた。覚えていないのもそのはず、ちょうど5年前といえば仕事で「忙しい」という言葉が脳を支配していたので無理もない。「思考の整理」と言われても「わかっているけど、できっこない」と半ば反発的な意識で読んでしまっていた。

「得た膨大な知識や考えを、どう整理し生かすか」が本著の大枠のテーマですが、今読むと以前よりも腑に落ちながら読めた。というのも、最近はブログを書くことで拙いながらも「思考の整理」の作業をしているから。僕はこれまで日記やSNSなど皆無に近いほどやってこなかったし、手帳は持っていてもせいぜい備忘録程度。そこに自分の考えや思考の発展性など何もなかった。

今はとにかく書く。わからないならわからないなりに書いてみる。すると思いもよらない考えが生まれたりもする。明らかに間違っていることもあるかもしれませんが、その日その瞬間に思ったことをできるだけ記して整理して、また次の行動や将来へ繋げていく。

 

そして、こんなまとまりのない文章をいつも優しく読んでくださる読者の皆さんには、本当に感謝でいっぱいです。

 

思考の整理学 (ちくま文庫)

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ブルース・ブラザース (字幕版)

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