スパスパ弧唄の音楽小旅行

〜日々を彩る音楽名盤紹介ブログ〜

【おすすめ名盤 121】Oasis『(What's The Story) Morning Glory?』

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Oasis『(What's The Story) Morning Glory?』(1995年)

【収録曲】

1. Hello

2. Roll With It

3. Wonderwall

4. Don't Look Back In Anger

5. Hey Now!

6. Untitled

7. Some Might Say

8. Cast No Shadow

9. She's Electric

10. Morning Glory

11. Untitled

12. Champagne Supernova

 

 

今回はブリティッシュ・ロックバンド、オアシスのセカンド・アルバムを紹介。

本作は全世界で2,500万枚と爆発的に売り上げ、オアシスの音楽性を象徴するようなアルバム。迫りくるような音圧の正統派王道ロックで、一度聞いたら忘れないほどキャッチーなメロディの楽曲ばかり。ベスト・アルバムじゃないのかと錯覚してしまう程。

このアルバムに出会ったのは中学生の頃。当時通っていた楽器教室で教えてくれれていた大学生の兄ちゃんが、2枚のCD-Rをくれた。その内の1枚がオアシスの『(What's The Story) Morning Glory?』だった。(もう1枚は、Weezerの『Pinkerton』。)オルタナティヴ・ロックという音楽に初めて触れたアルバムなので、原点の1つとしてとても思い出深いです。

このアルバムを聴くたびに、大型フェスなどで莫大な人数の観客が、『Don't Look Back In Anger』のようなロックのアンセム的曲を大合唱している風景が思い浮かびます。

 


Oasis - Don't Look Back In Anger (Official Video)

 

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「LOOK BACK」

今回はプチ番外編のような感覚で、自分のブログを少しだけ振り返ります。

おすすめの音楽を紹介するにあたり、曲やアルバムによってはかなり久しぶり聴き返すものもあります。すると、「懐かしいな〜」とか「これこんなに良かったっけ」など、自分自身への宣伝にもなっています。

そこで、今回は自分がブログで取り上げたことで我慢できず購入した3枚のCDと、そのきっかけとなったブログを簡単に紹介します。

 

① Wings『Wings Greatest』

ウイングス・グレイテスト・ヒッツ

ウイングス・グレイテスト・ヒッツ

  • アーティスト:ウイングス
  • 発売日: 2018/05/18
  • メディア: CD
 

 

supasupa-kouta.hatenablog.com

 

『Wings Over America』、多分これが一番ブログで書いたのがきっかけでハマったアルバム。元々良いとは思っていたけど、2枚組というのもあってちゃんと聴き込めていませんでした。しっかり聴き返すと、気がつけばウイングスのバンド・サウンド中毒になっていました。あと、スッキリ聴けるポールのベスト盤を持ってなかったのと、ちょうど良い曲数でウイングス・サウンドを堪能したくて買いました。

 

Dexter Gordon『Clubhouse』

Clubhouse

Clubhouse

  • アーティスト:Gordon, Dexter
  • 発売日: 2007/02/22
  • メディア: CD
 

 

supasupa-kouta.hatenablog.com

 

『Clubhouse』は名演「I'm A Fool To Want You」が収録されていることや(『Ballads』に収録のテイクと同じです)、ジャケットがカッコいいので欲しいと思いながらも我慢していました。ブログを書いて欲しいことを思い出して買ってしまいました。せっかく買ったので、ジャケットを部屋に飾っています。

 

③ Barney Wilen『Barney』

バルネ

バルネ

 

 

supasupa-kouta.hatenablog.com


これは当時のブログにも書いていますが、紹介した方は続編にあたり、本編を聴いたことがありませんでした。そもそもこのブログを書くまで、本編の存在を知りませんでした。これは聴かねばと思いアマゾンでポチッ。

 

 

他にもCDを買わずとも、ブログで取り上げたことがきっかけで好きになった音楽がたくさんあります。

その辺の話もまたいずれ。

 

 

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 


スパスパ弧唄

 


参考リンク

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(What's The Story) Morning Glory?

(What's The Story) Morning Glory?

  • アーティスト:Oasis
  • 発売日: 1995/10/05
  • メディア: CD
 


iTunes:

(What's the Story) Morning Glory?

(What's the Story) Morning Glory?

  • オアシス
  • ロック
  • ¥1630


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【おすすめ名盤 120】Dusko Goykovich『Samba Do Mar』

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Dusko Goykovich『Samba Do Mar』(2003年)

【収録曲】

1. Samba Do Mar

2. Jim's Ballad

3. Chega De Saudade (No More Blues)

4. Insensatez (How Insensitive)

5. Bachianas Brasileiras No.5

6. The Fish

7. Quo Vadis

8. Love And Deception

9. Danca Comigo

10. Sunset


【演奏メンバー】

Dusko Goykovich(トランペット、フリューゲルホルン)

Ferenc Snetberger(ギター)

Martin Gjakonovski(ベース)

Jarrod Cagwin(ドラム)

 

 

今回はユーゴスラヴィア出身のジャズ・トランペッター、ダスコ・ゴイコヴィッチのボサノヴァ・アルバムを紹介。

“ダスコ・ゴイコヴィッチ“ 、行きつけのジャズ喫茶のマスターの紹介で知りました。

日本人にはとても発音の難しいお名前ですが、彼の吹くトランペットはとても哀愁を帯びており、日本人好みのトランペッターだと思います。

ダスコ・ゴイコヴィッチは多くの作品を録音していますが、そのどれもクオリティーが高く、ジャズ喫茶のマスターも彼のアルバムをいつも安心して店で流しています。

1曲目「Samba Do Mar」は、ちょっとクサめのメロディとギターが奏でる安定したボッサのリズムで、涼しくも情熱的な気分になれます。

3曲目「Chega De Saudade (No More Blues)」と4曲目「Insensatez (How Insensitive)」はボサノヴァの有名なスタンダード。

5曲目「Bachianas Brasileiras No.5」は調べてみると、ブラジル出身の作曲家エイトル・ヴィラ=ロボス作の「ブラジル風バッハ 第5番」のことで、ブラジル音楽を素材としてバッハが書いたような作品に仕上げられたものだそうです。全然知りませんでした。

 


Samba Do Mar

 

 

クラシック音楽

行きつけのジャズ喫茶のマスターが自宅に招待してくれた。

マスターは最近、JBLのとてもコスパのいいBluetoothスピーカーを自宅用に購入されたということで、スピーカーの「聴き比べ試聴会」がその日のメインイベント。

マスターの自宅にはオーディオ専用の部屋があり、何種類ものスピーカーやプレイヤーが揃っていて、色々と試すことができる環境になっていた。

立派な特等席に座らせてくれ、マスターと音の違いをあーだこーだ議論しながら、かなり贅沢にジャズを楽しんだ。

 

その中で一番高価なスピーカーがクラシック音楽によく合うとマスターが言った。マスターは「バロック音楽」が昔から好きらしく、特にバッハの作品は “神聖“ な気分になるという。僕はクラシック音楽に関してまだまだ知識が浅く、心から楽しめるところまで至っていませんが、せっかくの機会なのでバロック音楽を流してもらうようお願いした。

 

大袈裟かもしれませんが、“ジャズとは真逆だな“ と思った。ジャズは基本的にテーマのメロディやコードなどある程の土台の上で、後はアドリブやニュアンスで我を解き放つ美しさを主に楽しむ。クラシックを真剣に聴くと、作者の意図に沿って全て完璧決められたルールの中できっちり音を紡いでいく、“様式の美しさ“ を感じた。

どちらも全く違った緊張感があり、聴き手も使う脳味噌がまるで違う。そしてその緊張感があるからこそ、サウナでじっと座っている時のようにじわじわと感動の熱を帯びてくる。

 

こんなに連続してクラシックを聴いたことがなかったので、普段使わない筋肉を急に使った後のようにドッと疲れた。

これを機に「バロック音楽」からでも聴いてみようかな。

あぁ〜、ますますキリがなくなって行く…

 

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参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 


スパスパ弧唄

 


参考リンク

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Dusko Goykovich - Samba


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サンバ・ド・マー

サンバ・ド・マー

 


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SAMBA DO MAR

SAMBA DO MAR

  • ダスコ・ゴイコヴィッチ
  • ジャズ
  • ¥917


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【おすすめ名盤 119】山下達郎『RIDE ON TIME』

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山下達郎RIDE ON TIME』(1980年)

【収録曲】

1. いつか

2. DAYDREAM

3. SILENT SCREAMER

4. RIDE ON TIME

5. 夏への扉

6. MY SUGAR BABE

7. RAINY DAY

8. 雲のゆくえに

9. おやすみ

 

 

今回は山下達郎さんの、5作目のオリジナル・アルバムを紹介。

山下達郎さんにとって、初めてシングルでのヒット曲となった「RIDE ON TIME」を収録しているものの、浮かれず玄人受けするような内容を目指し制作されたアルバム。その意図通り、ベースがよく効いており、R&B色の強いメロウな楽曲が多い印象があります。

RIDE ON TIME」は、2003年木村拓哉さん主演ドラマ『GOOD LUCK!!』の主題歌に起用され、シングルとして再発売されました。僕は中学生の頃、ドラマの影響でこの曲を初めて知りましたが、1980年の曲であることに気がつかないくらい、2003年当時のヒット曲に溶け込んでいました。本作ではアルバム用に再度録り直され、若干テンポが遅くなり、アカペラパートも追加されています。

 


Tatsuro Yamashita - RIDE ON TIME / Album ver. (1980) [Japanese Soul/AOR]

 

 

RIDE ON TIME

一人暮らしの物件探しが、予想以上に順調に進んでいて驚いている。

自分の条件の家賃や場所からすると、物件はほぼ一択状態。ただその物件、たまたま友人が3年ほど別の階に住んでいたことがあるという偶然。その友人に色々と話を聞くと、静かで治安がよく、駅やスーパー・コンビニなども近くて不自由ないと言う。近くに大きな川があるため、そこでランニングや楽器の練習までできてしまう。しかも今はコロナの影響で転居者が少ないらしく、家賃が通常より1万くらい安くなっている。最高じゃないですか。

 

昨日、不動産屋の担当者と車で物件の見学に行った。担当者は歳も近かったため、上司や奥さんの愚痴を聞くなどして、ワイワイ小旅行気分になった。現場は友人が言っていた通り、昼間でもとても静か。部屋は普通に生活する分には特に問題なさそう。そしてこれから契約の手続きを順に進めていく。

1つ1つそのようなコマを前に進めながら、新しく始まる生活への準備が進んでいく。

 

ここ最近は、なんだか急ピッチで物事が進んでいる。

特に急いでるつもりはないのですが、ゾーンにでも入っているのか思い立ったら体が勝手に動いている。

あんまりテンポが速いと逆に心配になってしまう癖がありますが、自分が勢いに乗れているうちはそのまま素直に乗って行こうと思う。

 

 

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 


スパスパ弧唄

 


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RIDE ON TIME (ライド・オン・タイム)

RIDE ON TIME (ライド・オン・タイム)

  • アーティスト:山下達郎
  • 発売日: 2002/02/14
  • メディア: CD
 

 

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【おすすめ名盤 118】Michael Jackson『Off The Wall』

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Michael Jackson『Off The Wall』(1979年)

【収録曲】

1. Don't Stop 'Til You Get Enough

2. Rock With You

3. Working Day And Night

4. Get On The Floor

5. Off The Wall

6. Girlfriend

7. She's Out Of My Life

8. I Can't Help It

9. It's The Falling In Love

10. Burn This Disco Out

 
 

今回は “キング・オブ・ポップ“ 、マイケル・ジャクソンの5作目のソロ・アルバムを紹介。

本作は初めてのクインシー・ジョーンズによるプロデュースで、数曲マイケルによる自作曲も収録されていることもあり、実質的にファースト・アルバムの趣旨のあるアルバム。そして、80年代の音楽シーンや、次作の史上最も売れたアルバム『Thriller』を予感させます。ただ、本作は『Thriller』よりもR&Bやディスコの色が強く、緻密にビートやストリングスが計算されており、こちらの方が好きという方も多いはず。

1曲目の「Don't Stop 'Til You Get Enough」は、ソロでは初めてマイケルが作詞・作曲した楽曲。もろ合成なPV、この雰囲気たまりません。

6曲目の「Girlfriend」はポール・マッカートニーが手掛けた楽曲で、のちにWingsのアルバム『London Town』でセルフカバーされています。

余談ですが、『Off The Wall』と『Thriller』の間にリリースされた、The Jacksonsのアルバム『Triumph』(マイケルも参加)は最近のお気に入り。

 


Michael Jackson - Don’t Stop 'Til You Get Enough (Official Video)

 

 

「Off The Wall」

昨日、誘われて初めて “ボルダリング“ へ行った。

ボルダリングは岩や壁を登るスポーツで、僕は人工的に作られたホールド(手や足を置く突起物)のついた壁のコースを体験した。割と昔から高い所に登ったりすることが好きだったので、「余裕ちゃう?」と前から思っていましたが、完全になめていた。

初心者なので専門的なことはわかりませんが、やってみた感想は「知恵の輪」のよう。力があるかないかよりも、力をどこでどう使うか。僕のような初心者は、どうしても指先だけに全体重をかけてしまって、「ファイト!一発!」なテンションで力尽くで登ろうとするが、上手い人を見ると力が体のそれぞれに分散されており、軽々しくスイスイ登っていく。コースの特徴、力の使い方、体力の消耗を頭でかなり計算しないといけないので、かなりIQのいるスポーツだと思った。

簡単なコースはホールドをしっかり握りやすく、足の置き場も大きいが、レベルが上がるにつれてどこに掴めば良いかもわからなくないような形になってくる。

たった1時間の体験で全身ヘロヘロ、今日は全身筋肉痛かつ、指が痛くてペンをうまく握れません。でも、久しぶりに意地になって楽しめました。新しい挑戦をして、型を破っていかないと。

 

にしても、何度壁から落ちたことか…

 


Michael Jackson - Off the Wall (Audio)

 

 

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 


スパスパ弧唄

 


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Off the Wall

Off the Wall

  • アーティスト:Michael Jackson
  • 発売日: 2018/03/02
  • メディア: CD
 

 

London Town

London Town

 

 

TRIUMPH

TRIUMPH

  • アーティスト:JACKSONS
  • 発売日: 2008/09/19
  • メディア: CD
 

 
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【おすすめ名盤 117】George Harrison『Live In Japan』

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George Harrison『Live In Japan』(1992年)

【収録曲】

[Disc 1]

1. I Want To Tell You

2. Old Brown Shoe

3. Taxman

4. Give Me Love (Give Me Peace On Earth)

5. If I Needed Someone

6. Something

7. What Is Life

8. Dark Horse

9. Piggies

10. Got My Mind Set On You

[Disc 2]

1. Cloud 9

2. Here Comes The Sun

3. My Sweet Lord

4. All Those Years Ago

5. Cheer Down

6. Devil's Radio

7. Isn't It A Pity

8. While My Guitar Gently Weeps

9. Roll Over Beethoven

 

 

今回はジョージ・ハリスンのライブ・アルバムを紹介。

本作は、1991年12月にエリック・クラプトンとのジョイントで行われた、日本公演のライブ録音を収録。

ビートルズ時代のジョージ自作曲からソロのヒット曲まで、惜しみなくセットリストに組み込まれ、嬉しい選曲です。(「Taxman」も「Something」も「While My Guitar Gently Weeps」も、もれなくやってます!)

90年代前半らしいリヴァーブ感とクリアな音の空間が、どこか一昔前の懐かしさを感じさせます。

「Give Me Love (Give Me Peace On Earth)」は、「Something」に匹敵するような美しいメロディと甘い音色のスライド・ギターが特徴の、ジョージのソロでの代表曲の1つ。下の映像には残念ながらエリック・クラプトンは参加していません…

 


George Harrison - Give Me Love (Give Me Peace On Earth) (Live)

 

 

「レノン=マッカートニーの “Something“⁉︎」

「一番好きなレノン=マッカートニーの楽曲は “Something“ だ」と、マイケル・ジャクソンがコメントしたのは有名な話。

ジョージがビートルズ時代に、“ビートルズ“ としての圧倒的名曲を作ったことを、なぜか自分の事のように嬉しく思ってしまいます。

個人的にも「Something」は、最も好きなビートルズの楽曲の1つです。

 

「Something」はこれまで、数々の名演やカヴァーが残されています。

『Live In Japan』での「Something」も、その数ある名演の中の1つ。

特に間奏のギターソロは圧巻。ジョージが原曲を元にしたフレーズをさらに粘っこく決めた後、エリック・クラプトンにバトンを繋ぎ、とてもドラマティックな泣きのアドリブ・ソロを聴かせてくれます。


George Harrison - Something (Live)

 

2002年ジョージ追悼コンサートで披露された「Something」では、ポールがジョージから生前譲り受けたというウクレレでの弾き語りアレンジがされています。この演奏は涙もの。僕はこれを練習するためだけに安いウクレレを買いました。


Paul McCartney, Eric Clapton - Something (Live)

 

「Somethig」は、カヴァーもビートルズの楽曲の中で「Yesterday」に次いで多いと言われています。

とても紹介しきれませんので、ぜひ自分のお気に入りの「Something」のバージョンをYouTubeなどで見つけてみて下さい。

 

 

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 


スパスパ弧唄

 


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【おすすめ名盤 116】Jackson Browne『Late For The Sky』

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Jackson Browne『Late For The Sky』(1974年)

【収録曲】

1. Late For The Sky

2. Fountain Of Sorrow

3. Farther On

4. The Late Show

5. The Road And The Sky

6. For A Dancer

7. Walking Slow

8. Before The Deluge



今回はアメリカ西海岸のシンガーソングライター、ジャクソン・ブラウンの3枚目のオリジナル・アルバムを紹介。

「1970年代で最も完成された作詞家」とも評されるなど、ジャクソン・ブラウンによる人の心の葛藤や苦悩を描いた歌詞に心を掴まれます。

本作では、イーグルスドン・ヘンリーもレコーディングに参加するなど、全面的にウエスト・コースト・ロックの乾いたサウンドが聴けます。

1曲目の「Late For The Sky」は聴いているだけで、やさしい風、柔らかい土の香りを感じ、ゆっくりと時間が過ぎていくようです。“Late For The Sky“ とは女性との別れ際の比喩表現らしく、「早朝の飛行機に遅れそう。もう行かなきゃ。」と言った具合の意味だそう。それを踏まえると、このジャケット写真もその別れのシーンの一コマなのでしょうか。

 


Late for the Sky

 

 

「Walking Slow」

最近時間の流れが異様に遅く感じる。

今年もまだ8ヶ月しか経ってないのかぁ。年始に伊勢神宮に行ったのがもう遠い昔に感じる。ブログを始めてからすごく時間が経ったようにも感じますが、数えてみるとまだたったの4ヶ月くらいしか経っていない。これは世間も周りも自分も目まぐるしく状況が変化しているのも一因だと思いますが、それに加え、僕の20代後半が今思えばとにかくひどかった反動もある。

 

20代後半は毎日忙しそうに働いて、上司と居酒屋で遅くまで飲んで。まっすぐ家に帰ればご飯を食べて、テレビ見て、寝て。休みの日は昼まで寝て、ラーメン食べて、銭湯行って、夜中にテレビ見ながらお酒飲んで、寝て。

仕事は主体性のカケラもなく、次々と目の前に現れるモンスターとの戦いに、ただただ向き合っていただけだった。目が回っていた。

仕事以外では全てを無理やり忘れて、極楽のお湯にどっぷり浸かることが幸せだった(これが幸せだと言い聞かせていた)。「あれからもう1年経ったのか」と常に思っていた。本当にやりたいこともやりたいと頭で “思う“ だけ。そりゃ、あっという間にどんどん時間が過ぎるわけです。

 

その “思う“ だけを、実際に考えて行動すれば状況は少しづつでも変わっていくのに…

20代もったいなかったなとも思うけど、僕の場合はそれを経験しないことには何も気がつかなかったかもしれないし。

 

遅かれ早かれ、ゆっくりでも一歩一歩前に進んでいればそれで良いです。

 


Walking Slow (2014 Remaster)

 

 

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 


スパスパ弧唄

 


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  • アーティスト:Browne, Jackson
  • 発売日: 2014/07/29
  • メディア: CD
 

 

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【おすすめ名盤 115】Official髭男dism『エスカパレード』

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Official髭男dism『エスカパレード』(2018年)

【収録曲】

1. 115万キロのフィルム

2. ノーダウト

3. ESCAPADE

4. LADY

5. たかがアイラブユー

6. されど日々は

7. 可能性 (prod.Masayoshi Iimori)

8. Tell Me Baby

9. Second LINE

10. Driver

11. 相思相愛

12. ブラザーズ

13. 発明家

 

 

今回はピアノPOPバンド、Official髭男dismの初のフルアルバムを紹介。

Official髭男dism(ヒゲダン)は、今日本で最も勢いのあるバンドの1つ。王道のJ-POPを基本としながらも、タダじゃ行かない非凡な作曲・アレンジセンスが、ファンの幅広さに繋がっているように思います。所々でマルーン5などの洋楽のリスペクトも感じて楽しいです。

また、ハスキーなのに声量たっぷりで真っ直ぐ突き抜けるようなヴォーカルが爽快。カラオケ好きの方は、気持ち良く発散できそう。

2曲目「ノーダウト」は、月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」の主題歌に起用され、彼らのブレイクのきっかけとなりました。

もうお察しの方もいるかもしれませんが、115個目の紹介に因んで「115万キロのフィルム」をどうぞ。

 


Official髭男dism - 115万キロのフィルム[Official Audio]

 

 

「ヒゲダンス」

志村けんさんが生前、ブラック・ミュージックのファンだった事を最近まで知りませんでした。

「MUSIC LIFE CLUB」という音楽情報サイトで、『志村けんが愛したブラック・ミュージック』と題して追悼企画がなされています。『jam』という1978年から1981年に刊行されていた音楽雑誌に掲載されていた、当時のブラック・ミュージックの新作への志村けんさんによる解説原稿が、2週に1回ペースで公開されています。

 

www.musiclifeclub.com

 

本文の内容は、志村けんさんらしく冗談で笑かしながらも、音楽ファンとして時に真剣に、正直に、リスペクトしたような文章から、根っからのブラック・ミュージック好きであったことが伝わってきます。

“ヒゲダンス“ の際に使用される「ヒゲのテーマ」が、テディ・ペンダーグラスの「Do Me」のベース・ラインが元ネタであったことも知りませんでした。これもブラック・ミュージックをこよなく愛す志村けんさんの推薦だったみたいですね。

 

本文を読むほどに正直惜しい気持ちが込み上げてきますが、こうやって素敵な文章を残してくれていたことをありがたく思います。

志村けんさんからいただいた音楽のバトンを、しっかり受け継いでいきたいです。

 


Teddy Pendergrass - Do Me

 

 

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 


スパスパ弧唄

 


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