【おすすめ名盤 10】Billy Joel『The Stranger』
Billy Joel『The Stranger』（1977年）
【収録曲】
1. Movin' Out (Anthony's Song)
2. The Stranger
3. Just The Way You Are
4. Scenes From An Italian Restaurant
5. Vienna
6. Only The Good Die Young
7. She's Always A Woman
8. Get It Right First Time
9. Everybody Has A Dream
「The Stranger」「Just The Way You Are」など日本のCMなどでも度々使用されているお馴染みの曲が収録され、1000万枚を売り上げ、世界的にビッグヒットとなったアルバムです。
昨日の記事でも書いたが、大学生の頃、自宅にある親のレコードを宝探しのよう漁っていた。Led Zeppelinの『Physical Graffiti』、The Beatlesの『Abbey Road』や『Strawberry Fields Forever / Penny Lane』の両A面シングル盤など涎が止まらいような掘り出し物が眠っていた。レコードの大半が父親のものであったが、母親のレコードも数枚残っており、そのうちの一枚がこのアルバムだった。若い頃自分で買ってよく聴いたという。何十年も使っていないレコードプレーヤーの、積もったしつこい埃を拭き取って針を落とした。
レコードの音は温かいと表現されることが多いが、まさにその通りで、特にこのアルバムは70年代らしい生楽器の元々温かいバンドサウンドがアナログレコードによりマッチしている。CDの音で育ってきた僕には特に新鮮だし、よく聴いていたものでも全く違って聴こえる。親の昔の思い出までもれなくついてくるし、若かりし青春時代はこの音が日常にあったんだと、昭和のあの頃の匂いを勝手に想像してまう。
僕の世代はレコードをあまり知らないと思う。生まれた時からCDは既にあったし、物心ついた頃は、CDかカセットテープだ。中学・高校ではMDウォークマンで聴くことが主流となり、TSUTAYAで借りたCDをMDに取り込んで、ケースに手書きで丁寧に曲名を書いた。オリジナルのお気に入りプレイリストを作ったりもした。愛着がわかないはずがない。高校の頃は、毎朝お気に入りのMDを2、3枚程厳選して鞄に入れ、ウォークマンを聴きながら自転車でキツい坂道を立ち漕ぎで駆け抜けた。大学生になって初めてiPodを買い、たくさん曲を詰め込んで持ち運べるのはこの上ない幸せだった。今ではサブスクやYouTubeでいつでも好きな音楽を聴けるようになりそれはそれで嬉しいが、お気に入りの音楽に愛着を持つ気持ちも忘れないようにしたい。
最後にタモリさんと木村拓哉さんが「The Stranger」を含むスペシャルメドレーを演奏したおすすめ動画です。
タモリさんのフルート、歌、ピアノ、トランペットに注目！
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
スパスパ弧唄
参考リンク
