【おすすめ名盤 59】SUGAR BABE『SONGS』
SUGAR BABE『SONGS』(1975年)
【収録曲】
1. SHOW
2. DOWN TOWN
3. 蜃気楼の街
4. 風の世界
5. ためいきばかり
6. いつも通り
7. すてきなメロディー
8. 今日はなんだか
9. 雨は手のひらいっぱい
10. 過ぎ去りし日々 "60's Dream"
11. SUGAR
今回はシティ・ポップの元祖、シュガー・ベイブのアルバムを紹介。
シュガー・ベイブは、その後山下達郎さんや大貫妙子さんなどが後に活躍される前身のバンド。当時としては複雑で斬新な音使いで、時代が彼らに追いつかずセールス的にも低迷するも、現在では日本の音楽史において非常に重要なアルバムとされています。流行りのシティ・ポップも、45年前にこのアルバムで既にされていたという事実。
雑誌「ギターマガジン」の最新号が "ニッポンの偉大なギター名盤100" がテーマだったので買った。シュガー・ベイブのこのアルバムは10位に選ばれており、2曲目「DOWN TOWN」における、山下達郎さんが弾くオシャレなカッティング・ギターが、今でも多くのミュージシャンに影響を与えているようです。ちなみにこの企画の1位はCharさんの『Char』。先日紹介した【おすすめ名盤 56】のスピッツ『ハチミツ』も50位にランクイン。ギター好きにはたまらない企画です。
ここからは、「図書館は音楽の宝庫」をテーマに。
学生の頃はとにかく金欠で、CDを買うのも一苦労なので、無料で1回で4枚CDを借りられた市立図書館には本当にお世話になった。シュガー・ベイブの『SONGS』も図書館で発掘した。洋楽CDはレンタル屋だと発売から1年くらい経たないと大抵レンタル開始しないが、図書館はおそらく市民のリクエストで入荷し、思わぬ最新アルバムがすぐに借りられた。(Maroon5やColdplayの新譜はほぼ図書館で入手)
無料なので、お金を出してまではなかなか買わないようなCDにも目を向けることができた。例えは、インド音楽やフォルクローレ、ギリシャ音楽などのコンピレーション盤。今ではネットで簡単に聴けてしまうが、当時としてはありがたかった。それこそジャズだって、学生の頃はなかなか手が伸びなかったが、図書館で名盤とされるものを見つけると、ひとまず借りることができた。(ビリー・ホリデイの『奇妙な果実』をジャケ借りしたのを思い出した)
意外な宝が眠っているかもしれないので、図書館でCDを借りたことのない方はぜひ寄ってみては。
僕の地元の図書館は6月から再開された。これまでみたいに席に座ってのんびり本を読めないものの、少しづつですが戻ってきて嬉しい。
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
スパスパ弧唄
参考リンク
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