【おすすめ名盤 96】Steely Dan『Aja』
Steely Dan『Aja』(1977年)
【収録曲】
1. Black Cow
2. Aja
3. Deacon Blues
4. Peg
5. Home At Last
6. I Got The News
7. Josie
今回はスティーリー・ダンの6作目のアルバムを紹介。
邦題で『彩(エイジャ)』と呼ばれる本作は、ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの2人が中心となり、曲やフレーズによって多くの凄腕ミュージシャンを起用し、極限まで完璧にこだわり抜かれたアルバム。
2曲目の「Aja」では、とてつもない緊張感であろう中、一切の妥協の許さない匠の技が繰り広げられています。特にジャズ・ミュージシャンであるウェイン・ショーターのテナー・サックスと、スティーヴ・ガットのドラムとの超絶な絡みは、息を呑む美しさ。
以前に紹介したラリー・カールトン(本作のレコーディングにも参加)の「Room 335」は、4曲目の「Peg」からインスパイアされて生まれたそうです。
ちなみにジャケットに写っているは、伝説の日本人パリコレモデル、山口小夜子さん。
「永遠とは何か?」
“Aja“ という言葉の意味を調べてみると、“Asia“ の英語読みであると同時に、インドネシア語で「永遠」を意味するらしい。(桑田佳祐さんはサザンオールスターズの「彩 〜Aja〜」という楽曲で、亡き父に捧げてこのタイトルをつけたという。)
そのまま「永遠」ついて少し考えてみた。
ん?あれ…?「永遠」って何?
本や歌詞や映画などで「永遠」という言葉は何度もあたり前のように聞くので、あまり深く考えたことがなかったけど、僕の日常生活では滅多に使わない言葉。思い出せるのは、友人たちの結婚式で「永遠の愛を誓いますか?」と聞いたくらいか。
今更って話なのかもしれないけど、「永遠」ってものがそもそも存在するのか?それを考え出すと、不意に宇宙の成り立ちを解決しようとした時のような、どこにも着地できない途方もない感覚に陥った。
ただ仮に「永遠」というものが何1つ存在しないとしても、何かに対し「永遠」であって欲しいと願うことは僕にもできるかもしれない。桑田佳祐さんもそうするように。
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
スパスパ弧唄
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