スパスパ弧唄の音楽小旅行

〜日々を彩る音楽名盤紹介ブログ〜

【おすすめ名盤 3】Prince『Sign O' The Times』

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Prince『Sign O' The Times』(1987年)

【収録曲】

[Disc 1]

1. Sign O' The Time

2. Play In The Sunshine

3. Housequake

4. The Ballad Of Dorothy Parker

5. It

6. Starfish And Coffee

7. Slow Love

8. Hot Thing

9. Forever In My Life

[Disc 2]

1. U Got The Look

2. If I Was Your Girlfriend

3. Strange Relationship

4. I Could Never Take The Place Of Your Man

5. The Cross

6. It's Gonna Be A Beautiful Night

7. Adore

 

 

今回は殿下プリンスの名盤を紹介します。

 

プリンスは、伝説的アルバム『Voodoo』で有名なディアンンジェロや、日本では岡村靖之さんなど、多くのミュージシャンに多大なる影響を与えた殿下。

 

高校生の頃、友人から借りたプリンスの『Dirty Mind』のCDジャケットには正直ドン引きしたのを覚えている。(ちなみに、プリンスの『Lovesexy』というアルバムは店頭で買うのをためらうレベル)

気になる方はググってみては(笑)

 

 

今回紹介する『Sign O' The Times』は1987年に発売された2枚組の大作で、プリンスが1人で作りあげたというから驚きだ。

 

有名なエピソードとして、1988年第30回グラミー賞アルバム・オブ・ザ・イヤーにこのアルバムがノミネートされたが、結果U2の大名盤『The  Joshua Tree』が受賞された時プリンスは、

 

「何て事はない、だって僕でも彼らの曲は演奏できるけど、彼らには「Housequake」(Disc 1の3曲目)は作れないだろ?」

と発言したそう。

 

僕はこのエピソードを読んで、「こんなコメントができるほどの「Housequake」ってのはどんな曲なんだろう?」と当時iPod Classicにイヤホンを刺して、初めてこの曲を聴いた時にぶっ飛んだことを、今でもよく覚えている。プリンスの声を含め、鳴っている全ての音が複雑に絡み合い、感じたことのないグルーヴが生まれている。音の構成の何がどうなっているのかがさっぱりわからないけれど、体の所々がファンキーなビートに合わせて勝手に動いてしまった。

 

アルバム全体としては、特にDisc 1の方がより密閉感があり好きだ。

1曲目のシングル曲でもある「Sign O' The Time」は、これが1曲目⁉︎と思うくらい変態的な曲となっている。ビートルズの『Abbey Road』でいう、1曲目「Come Together」と同ポジションだと個人的に思う。

 

4曲目「The Ballad Of Dorothy Parker」なんか、プリンスが1人実験的に密閉されたスタジオで制作しているところを一番想像しやすいのではないか。弦がユルユルでベロンベロンとしたような音の変態的なベースが、聴けば聴くほど気持ち良くなれる。

 

 

このご時世、ステイホームでなかなか心が踊れていないという方、このアルバムを1人で聴いて体の芯からグルーヴして楽しんでみてはいかがでしょう?

 

 

プリンスが2016年4月21日に突然亡くなられてから早4年も経った。

きっとあの世でも1人で新しい音楽を黙々と作り続け、鬼才ぶりを発揮していることでしょう。

 

 

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

スパスパ弧唄

 

 

参考リンク

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Sign O' the Times

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  • プリンス
  • R&B/ソウル
  • ¥1630

 

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SIGN 'O' THE TIMES

SIGN 'O' THE TIMES

  • アーティスト:PRINCE
  • 発売日: 2004/06/01
  • メディア: CD