【おすすめ名盤 24】toe『the book about my idle plot on a vague anxiety』
toe『the book about my idle plot on a vague anxiety』(2005年)
【収録曲】
1. 反逆する風景
2. 孤独の発明
3. Tremolo + Delay
4. 向こう岸が視る夢
5. All I Understand is That I Don't Understand
6. C
7. Past And Language
8. Music For You
9. I Do Still Wrong
10. メトロノーム
11. Everything Means Nothing
今回のアルバムは、インストゥルメンタルバンド、toe(トー)のアルバムを紹介。
山嵜廣和さん(ギター)、美濃隆章さん(ギター)、山根さとしさん(ベース)、柏倉隆史さん(ドラム)による4人組バンドで、メンバーそれぞれが自身の本業とバンド活動を両立させ、幅広く活動されています。ドラムの柏倉隆史さんは、ELLEGARDENの細美武士さんが立ち上げたバンド、the HIATUSのメンバーとしても活動されています。僕が初めてtoeの音楽に触れたのは、JTのCM(下の動画)で、『「ひとつずつですが、未来へ。」 多様性の尊重篇 』というテーマにまさにピッタリな演奏なので要チェックです。
[JT CM] 「ひとつずつですが、未来へ。」 多様性の尊重篇 【公式】
今回紹介しているアルバムの2曲目「孤独の発明」という曲は、行きつけのジャズ喫茶で出会ったドラマーの友人と初めてスタジオで合わせた思い出の曲。
僕は大学を卒業して以降は、ろくに音楽活動をせず、新しいギターを買っても外で試す機会もなかなかなかった。店のマスターにそんなことを話していたら、同じようなことをぼやいているドラマーの常連がいるとのことで紹介してもらった。後日、彼と一緒にスタジオに入りこの曲を手始めに練習した。ギターを背負ってエフェクターボードを担ぐこと自体が久しぶりだったので、これから何かが始まっていくような感覚で興奮していたのを覚えている。そして何より、人と音楽を合わせることへの喜びを感じていた。決して1人では出来ない事だから。これをスタートにジャズに挑戦するようになり、ジャズセッションに一緒に飛び込んでみたり、さらに仲間を増やしたりした。そんな出会いがなければ、今改めて音楽を勉強し直すなど、新しいことに挑戦することもあまりなかったかもしれない。
ひとつひとつの人との出会いは、未来に向けての強い衝動になる。
そんな出会いを今後も大切にしていきたい。
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
スパスパ弧唄
参考リンク