スパスパ弧唄の音楽小旅行

〜日々を彩る音楽名盤紹介ブログ〜

【おすすめ名盤 87】KIRINJI『cherish』

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KIRINJI『cherish』(2019年)

【収録曲】

1. 「あの娘は誰?」とか言わせたい

2. killer tune kills me feat. YonYon(先行シングル)

3. 雑務

4. Almond Eyes feat. 鎮座DOPENESS

5. shed blood!

6. 善人の反省

7. Pizza VS Hamburger

8. 休日の過ごし方

9. 隣で寝てる人

 

 

今回はKIRINJIのバンド体制後の4枚目のアルバムを紹介。

以前【おすすめ名盤 8】で、前作にあたる『愛をあるだけ、すべて』を紹介しました。

 

supasupa-kouta.hatenablog.com

 

前作である意味完成されているように思えましたが、それを音像も歌詞も更に緻密に洗練されパワーアップしたのが今回の『cherish』。

2曲目の「killer tune kills me」は、2020年上半期によく聴いた個人的ナンバーワンソング。偉そうなことはとても言えないのですが、懐かしくもあり新しくもある。韓国語と日本語を絡めたラップなど、挑戦的なアレンジにも関わらず全く隙がなく、これ以上考えられないくらい完璧に思います。特に千ヶ崎さんのベースが心地よく効いていて、普段は大人しく真面目な子がクラブに通って踊っているような、少し危ういギャップさえも感じさせます。これが、弓木さんの若干気怠い歌い方にとてもマッチしています。

3曲目の「雑務」は、「雑務」という言葉がこんなにも音楽的な響きであったことに驚き。

8曲目の「休日の過ごし方」は、【おすすめ名盤 8】で書いた僕自身の「休日の過ごし方」に対し、本質を突いて問いかけくるような曲。これももちろん例のバスの中で聴いていました。

全曲の感想を書きたいところだけど長くなる…

 


KIRINJI - killer tune kills me feat. YonYon

 

 

「配信ライブ」

【おすすめ名盤 8】の追記でも書いていましたが、3月に予定されていた『cherish』を引っ提げたライブが、コロナウイルスの影響で7月に延期となり、結局それも中止に…。その間、メンバーの田村玄一さんの脱退もあり…。とても残念に思っていましたが、最終的に「スタジオライブ映像配信」という形で演奏を聴かせてくれることとなりました。映像を期間限定で見られるURLを購入し、その間何度でも楽しめる仕組み。配信という無観客での初めての感覚のライブでしたが、KIRINJIの皆さんも新しい試みに程よく緊張されているようにも見え、音も映像も拘り抜いていてとても楽しめました。そして久しぶりに演奏できる喜びに満ちていました。何よりも何度も延期・中止されたライブを、形として届けてくれたことに感謝です。

ライブができない間はこういった新しい形がどんどん試されて、コロナ禍が明けた頃にはライブの方法論がかなり多様化されているのだろうと考えると楽しみだ。

 

配信は明日までなので気になる方は要チェック!

 

www.kirinji-official.com

 

 

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 


スパスパ弧唄

 


参考リンク

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  • アーティスト:KIRINJI
  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: CD
 

 
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